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スキルマップで自己紹介!メンバーのやりたいに応えるチーム作り

こんにちは、Zaim コンシューマ領域担当の @ishikawy です。普段は領域の責任者としてプロダクトチームをまとめるマネージャー役をしています。

Zaim では職種を超えたメンバーで構成した「ユニット」活動が存在します。今回はそのユニット体制を刷新した際に実施した、スキルマップを活用したチームビルディング のお話をします。Zaim のユニット制度については以下の記事をご覧ください。

適材適所なチーム活動

チーム活動をする際には、可能であれば適材適所で役割を分担できると理想的ですよね。しかし、一歩間違えると以下のようなことも起こってしまうのではと、心配性な自分はつい気になってしまいます。

(メンバーの心の声)
・「できるからって任されてるけど、本当はやりたくないんだけどな...」

・「今できないから任せてもらえないけど、できるようになりたいのに...」

もちろんチームや会社の事情が許せばですが、できる限りメンバー自身にとっても望ましい役割をお願いしたいものです。
(※ 実際にこういった問題が存在していたわけではありません)

そこで今回は、新しいユニット体制になるタイミングで、適材適所の参考にもなり、かつメンバー同士の相互理解にもなるようなオンボーディングをしようと考えた結果、スキルマップを活用した自己紹介 を実施することにしました。

「できる」「やりたい」 を可視化する

スキルマップ

スキルマップの軸は以下の 4 象限にしました。「できない」「やりたくない」は文言だけだと強く見えてしまうので絵文字を使って柔らかいニュアンスにしています。

・「できる 💪 」 「できない 🙄 」軸
・「やりたい😊 」 「やりたくない😵‍💫 」軸

この軸に対して、用意したスキルカードを自由に配置してもらうことで、そのスキルや業務に対して実際どう思っているかが見えてきます。例えば以下のような感じです。

 できる x やりたい
👉 今もできることだけど、もっとやっていきたいしスキルを深めたい
🙎‍♂️(責任者視点)「どんどんお願いしよう」

できる x やりたくない
👉 できるけど誰かがやってくれるなら嬉しい
🙎‍♂️(責任者視点)「他にできる人、やりたい人いないかな?」

できない x やりたい
👉
今はできないけど、できるようになりたい
🙎‍♂️(責任者視点)「チャレンジする機会を作ろう」

できない x やりたくない
👉
できないし、やりたいとも思っていない
🙎‍♂️(責任者視点)「できる人、やりたい人にお願いしよう」

これによって、「普段できるからやっている業務も、別にやりたいというわけではない「できないからまだやる機会がないが、今後身につけたい」というような、普段その人の業務を外から見ているだけでは分からなかったことが分かるようになります。

このスキルマップを元に自己紹介してもらうことで、お互いの理解を深めることができるのでは、ということで実際に行ったフローをご紹介します。

(事前準備) テンプレートを用意する

テンプレート

今回は miro を使用しました。各自で作ってもらえるように、人数分のテンプレートを用意します。カードはあまり細かすぎると配置したときに情報量が多くなりすぎてしまうので、できる限り数を抑えました。今回は職能横断型のため、スキルカードの粒度はざっくりです。

右側には「コミュニケーションの得意・苦手」「自分にとって理想的なチーム」といった自由記入枠を置きました。チーム活動をする上で前提として認識しておいた方が良さそうなことも合わせて教えてもらいます。

みんなで自己紹介タイム!

メンバーのスキルマップ

事前に準備してもらったり、最初の時間を使ったりして各自でカードを配置してもらいます。カードを配置できたら、自分のスキルマップを元になぜそこにカードを配置したのか、理由やそのスキルに対する思いを順番に紹介してもらいます。

実際に作ってもらったイメージ

(👆 実際にデザインメンバーが作成したスキルマップ)

持ち時間は一人当たり 10 分です(もう少し短くても良かった)。自己紹介後に余った時間は他のメンバーからの質疑応答の時間にすることで、自己紹介が得意・苦手の違いでその人のことを知る時間が異なってしまわないようにします。

やった結果どうなったか

メンバーの反応としては「普段知れないことが知れたり、好みが分かって良かった」「初めて作ったが自己認識にもなって良かった」という声がありました。コミュニケーションの得意・苦手に関しても、改めて表明する機会になったことでお互いのやりやすさに繋がっています。
また、入社したばかりのメンバーはもちろんですが、何年も一緒に働いたメンバーについても意外と初めて知ることもあり驚きでした。

仕事を割り振る立場としても「やりたいけど、できていないこと」に対してはやってもらえるような機会を設けたり、「やっているけどしたくないこと」に対してはできるだけその機会を少なくしたりできないかといったような役割分担の検討に役立っています。

最後に

今日はユニットの発足時に行ったチームビルディングを紹介しました。Zaim ではその人がやりたいことを実現できる社会を目指しており、それは社内のメンバーに対しても変わりません。職域にこだわらず、やりたいことができる環境を今後も作っていきたいと思っています。

現在 Zaim では新しいメンバーを募集しています。やりたいことに挑戦できる環境で一緒にサービスを作りませんか? ぜひお話ししましょう!



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