見出し画像

「THE FIRST SLAM DUNK」の聖地巡礼:山王対湘北戦の舞台となった石田記念体育館に行ってきたぞ。

どうも、スラムダンクが好き過ぎる男・いしかわごうです。

2023年8月19日、サンフレッチェ広島対川崎フロンターレの取材で広島県に行ってきました。

 広島といえば、映画「THE FIRST SLAM DUNK」では伝説の山王工業戦が行われたインターハイの舞台となった場所です。映画は現在も公開中(8月31日まで)、しかもインターハイ開催時期である8月に広島に足を運んだわけですから、スラムダンクファンとしては胸が高鳴るものがあります。

 せっかくの機会なので「聖地巡礼」をしてみました。今回はそのお話です。


■「そしたら最初はオレがナガレカワ マークしたるわ」の流川通り

 まずはウォーミングアップから。

こちらは「流川通り」です。映画や原作には登場して来ませんが、珍しい名前の通りです。広島駅から徒歩15分ぐらいの距離にあり、中国地方随一の歓楽街として有名ですね。

 なおルカワ通りではなく、ナガレカワ通りと読みます。豊玉のエースキラー南が「そしたら最初はオレがナガレカワ マークしたるわ」と試合前に話してましたね。

(建物の名前も「流川」とついています)

偶然だと思うけど、流川通り周辺は「みっちゃん」とか「ひさし」とか三井寿っぽいお店がありました。

(お好み焼きのみっちゃん)


(「ひさし」)

■安西監督と北野監督がお好み焼きを食べていたお店

 この流川通り周辺である八丁堀にあるのが「お好み村」です。

広島の名物といえば、お好み焼きです。「お好み焼きと現金3億円ぐらいあれば、生きていけるな」ぐらい僕はお好み焼きが大好きですね。

原作では、インターハイ初戦の湘北対豊玉戦後、安西監督と北野監督がお好み村で食事をしていました。原作では「和ちゃん」ですが、そのモデルになったお店が、「かずちゃん」です。

 開店したばかり(11時)の時間帯に行ったので、店内は空いていましたね(ただすぐに埋まりました)。

(安西監督と北野監督が食事していた奥の席)
(店長は矢沢永吉ファンらしいです)

店内をよく見たら、スラムダンクの原作で登場したシーンが冷蔵庫に飾ってあったので、許可をもらって写真を撮らせてもらいました。

(「安西監督も同期の北野監督と話す時は口調はかわるんだなぁ」と大人の世界を感じたものです。よく考えたらスラムダンクの食事シーンってそんなに多くないですね)

2人が何を食べていたのかはわかりませんが、僕はホタテを乗せるお好み焼きにしてみました。シーフード系が好みですね。

(実に美味しかったです)

お好み村ビルの中には、ガチャガチャもありました。

(一回四百円)

・・・・お好み焼きキーホルダーをゲットしました!!(そら、そうだ)

■いざ、石田記念体育館へ

 腹ごしらえも終わったので、いざ山王戦の舞台となった会場へ。

 山王工業戦の舞台となった体育館は、広島経済大学の石田記念体育館(原作では右田記念体育館)です。つまり、大学の施設なんですね

 場所は広島市安佐南区。アクセスを確認すると、最寄駅は下祇園。

広島駅から可部線に乗って15分ぐらいで着きました。なので、そんなに遠くはありません。ただ広島経済大学は丘の上にあります。下祇園駅から徒歩20分ぐらい着くようですが、真夏ですから、少し歩いただけで大量の汗が出ます。

 これは無理だ・・・ただタクシーは常駐していません。アプリで呼ぼうと思いましたが、近くにイオンモール祇園を発見。そこにいけば、タクシー拾えるかなと思いイオンに。無事にタクシーに乗車でき、広島経済大学まで辿り着きました。

石田記念体育館は、坂を登っていくと見えてきます。

(・・おおっ、原作で見た外観だ!!)
(1994年に広島で開催されたアジア競技大会で、バスケットボール競技の主会場として使用されたのがきっかけで、原作でも会場モデルに採用されたと言われています)
(原作では、遅刻して会場に来た魚住と森重がすれ違った入り口で、会場名が明らかになってます)
(夏休み中かつ土曜日なので、体育館周辺は閑散としていました)
(見学者が増えているらしく、ちゃんと張り紙もありました)
(観戦チケットと一緒に記念撮影)

■「いけ…!」とカオルが呟いた場所

正面玄関は閉まっていたので、管理人がいる受付に。館内の見学者希望に対応をしてくださりました。管理人さんがとても親切な方で、他にも聖地巡礼にきた大学生グループと一緒に館内を案内してくれました。神対応すぎないだろうか。写真撮影やSNSにアップするのもOKとのことでした。

体育館は4階建ての立派な施設になっています。

(一階のロビーも立派です)

エレベーターで4階に行くと、観客席に出ます。

・・・おおっ!!山王戦の観客席だ!!

(サークルなのかな?大学生が活動してました)
(終盤に観客席に現れる宮城リョータの母・カオルが、「いけ…!」と呟くエリア)
(海南の選手たちが試合を見ていたエリア。一緒に見学していた若者が「ここに牧さんが!」と楽しそうに写真を撮ってました)
(体育館、広いです)

■79対78のスコアと言えば・・・??

コートに降りても構わないとのことなのでお邪魔することに。4面あるので、空いている場所にはスコアボードも設置。

(このスコアは????)

聖地巡礼の見学者から「スコアボードありませんか?」とよくお願いされるので、準備するようにしたそうです。

完全に撮影スポットですねー。管理人さんによれば、スラムダンクの小さいフィギュアを持ち寄って、一緒に記念撮影するファンが多いそうです。

(僕は観戦チケットで記念撮影)

■「負けたことがあるというのがいつか大きな財産になる」が生まれた場所

管理人さんが廊下やロッカールームも案内してくれました。

ロッカールームは、バスケではなく剣道部(?)が使っていました。室内にあった道具や私物を写すとアレなので、少しだけ。

(宮城リョータが「行ってくる・・・!」と誓ったロッカー)
(観戦チケットで記念撮影をパシャリ)


そして、堂本監督による名言が生まれた、敗戦後の山王の選手たちが歩いていく廊下です。

「負けたことがある」というのがいつか大きな財産になる

(映画では沢北が泣き崩れました)

管理人さんによれば、ここは見学者にも人気スポットらしい。山王ファンも多いですからね。

ちなみに堂本監督のこの名言、当初は湘北が山王に負ける予定だったので、安西監督が湘北メンバーにかける言葉だった、という都市伝説あります。湘北が勝つ結末に変えたことで、負けた山王の堂本監督の言葉になったというものです。確かに、安西監督が言っていても違和感のない名言です。真相は神(井上雄彦)のみぞしる。

■終わりに

以上で、石田記念体育館の見学は終了です。

いやー、長年のスラムダンクファンとして貴重な経験をさせてもらいました。個人的には、大満足の聖地巡礼となりました。最初は「大学の施設なのに、アポもなく見学しに行っていいのかな?」と不安でしたが、足を運んで良かったです。

体育館の見学は受け付けているようですし、管理人さんもとても親切な方でウェルカムムードです。広島にいく機会があれば、聖地巡礼してみてはどうでしょうか。

もちろん、無断での立ち入りはNGですよ。そして学生さんたちの邪魔にならないように、マナーを守って館内を見学しましょう。

体育館の構造を知ったことで、もう一回映画を見たくなってしまったのでした(すでに14回見ている男)。

(※Number Webで書いた原稿です) 

※映画を語ったバックナンバーはこちら。



この記事が参加している募集

ご覧いただきありがとうございます。いただいたサポートは、継続的な取材活動や、自己投資の費用に使わせてもらいます。