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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(天皇杯3回戦・大分トリニータ戦)

 7月10日はレゾナックドーム大分で天皇杯3回戦・大分トリニータ戦です。

今回の天皇杯は川崎フロンターレにとって連覇のかかった大会となっています。クラブは過去2度優勝していますが、前回の天皇杯連覇を阻まれた相手というのが、実は大分トリニータでした。

2021年のJリーグを制覇し、年末に天皇杯との二冠を目指して迎えた準決勝の舞台は、ホーム等々力競技場。圧倒的に攻め込みながらも、大分のGK高木駿であるビッグセーブに阻まれ続けて、スコアレスのまま延長戦に。延長後半に小林悠のゴールでついに均衡を破ったものの、終了直前に相手のパワープレーでまさかの失点。PK戦ではサドンデスまでもつれた末に敗れ、準決勝敗退で涙を飲みました。

勝負の恐ろしさが凝縮されていた結末で、一発勝負で決まるカップ戦の連覇がいかに難しいのか。それを痛感させられました。

 この試合に向けてどういうスタンスで臨むのか。
今大会も連覇がかかっています。ただ、この大会の難しさもよくわかっているのでしょう。鬼木監督が言います。

「カテゴリーの違いとか順位とかこの大会ではあまり意味がないのかなと思います、むしろどのチームもそこは思い切りを持ってやってくる。チームもそうですし、選ばれた選手たちは必ず奮起してきます。今までも簡単なゲームは一つもなかったので、まずは自分たちがしっかりと天皇杯を取りに行くっていうところで、チーム全員でひとつにならなければいけない。まず順番は相手のことよりも、自分たちのことかなと思ってます」

では、どういうところがポイントになるのか。プレビューでたっぷり語っていきたいと思います。

※こちらは、前節のジュビロ磐田戦のレビューです。

では、プレビューのスタート!


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