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若手メンバーの学びを伝えるマガジン vol.6【仙台市イベントでの経験】

こんにちは。石川樹脂工業です。
こちらのマガジンでは、若手メンバーの「気づき・学び」をお伝えしていきます。

今回の若手は、vol.4でも登場してくれた「104lab.」のブランドマネージャー。対外的なコミュニケーションを通して商品を開発していくことで、自分のスタンスについて新たな発見があったようです。


仙台市イベントでの経験

先日、仙台市で行われた資源循環のイベントに参加しました。このイベントには、弊社専務といつもお世話になっているsecca上町さんが壇上に出て、環境についてのセッションを行いました。このイベントはとても印象的な経験となりました。

壇上に上がらなかった私に、ここまで思い入れが生まれた理由は3つあります。

1つ目は、新製品の開発です。はじめにお話をいただいたときは、きっかけとなった新しい法律の内容が難しく、”仙台市さんがリサイクル材で何かを作りたい”というHOW(届け方)だけが理解できたため、なぜ作るのか?から来る成功イメージが湧かず、製品化は半信半疑でした。しかし、仙台市の皆さんと話すうちに、行政だからできる環境へのアプローチや市民の皆様への考えに共感しました。具体的には、リサイクルを皆なんとなくするけど、今は市民の目に届かない製品になっており、何に使われているのかわからないことを変えたいという思いを受け取りました。そして、協働会社の皆様と協力し、試作を繰り返すことで生活に馴染む質感で、リサイクル材ならではのカラフルな粒を配合した新しいティッシュケースを作ることができました。製品化のプロセスの中で大切にした部分は、"リサイクル素材を使うこと"を目的としないよう、心地よい製品を求めました。

2つ目の理由は、他社との協力です。全く違う分野のお仕事をされている方々の話を聞き、入社3年目の私の話も聞いていただき、議論ができることは新鮮で楽しかったです。私はまだまだ経験が足りず、リサイクルのあるべき理想形への意見はできませんでしたが、製品を通して伝えたいことを考えて意見交換することができました。

3つ目は、ゴールを強く感じたことです。いつもは、長い時間を費やして行った製品発売がスタート地点となり、その後の販売促進に追われますが、今回はイベントに向けた短期的な多くの準備があり、終了後には強い達成感を感じました。

リサイクル材を使って製品化したティッシュケース

このプロジェクトは、2年間で学んだ製品開発とブランドMGの経験により、成功イメージを描けるようになったからこそ、3年目の今やり遂げられたと感じています。挫折もありましたが、最終的には環境への想いを深め、新しい関係性を築くことができました。
今回の経験を製品開発や、ブランドへ良い形につなげていけると感じています。ぜひまた仙台の皆さんや協働会社の皆さんとお仕事をする機会があればと思います。


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