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中大OGが今年の箱根駅伝を見て感動した話

2022年、1月2日。
私は喜びとも驚きとも一言では言えない感情で、テレビに釘付けになっていました。母校の選手が一区から、激走をみせているではないですか!!見ていたのは、箱根駅伝。私の母校は中大。

中大生と箱根駅伝

多くの中大OB・OGにとって、箱根駅伝は自らの母校を思い出す日ではないでしょうか。多分中大ってね、本当は素敵な学校なのに華やかさはない。山の中で自然と動物しかいないし。世間ではぱっとしないし。でも、あの空気サイコー!なんだかんだ言って、表には出さないけどみんな中大愛を秘めている。そして箱根は伝統があって、都心で注目される(笑)だからこそ、なんだか箱根に卒業生まで過大な期待をかけてしまうのかも。選手のみなさんは、プレッシャーだよね。ごめんね。

往路・復路の振り返り

という、反省は自分の中にすることにして、今年の中大はまぁすごかった。そもそも日テレさんの露出時間がハンパなかった(笑)一区の吉居くんの軽やかな飛び出しと独走、二区手島くんの抜かれても、淡々と自分の仕事に徹しブレない姿、三区三浦くんの爽快なストライドと7位までの追い上げ、4区中野くんの粘り強く他の選手にぴったりついて順位を守る姿、5区阿部くん、初駅伝&山登りでの果敢に攻める走り。あまりのことに、今年はゴールまでずっと見続けていました。

翌3日は予定があったので、リアルタイムで見られたのは6区まででしたが、電車の中でTwitterリアルタイムを追っかけ、後日まとめ動画で追いつきました。6区若林くん、凍結がある中の山下りをしっかり走り切った。7区居田くんは足がつってしまったのによく持ちこたえた。8区中澤くんは目のこともありながらって・・気づいたら、中継所で3位に浮上してるし。9区湯浅くんも本当に速かった。3位争いを制して最終区へ繋ぎ。10区井上キャプテンは、駒沢を抜き返すというあの意地。順位よりも素晴らしいものの存在を教えてもらいました。
なんて、素人の感想よりもこちらご覧ください。

チームスローガンからの考察 青学との対比を通して

ところで、箱根駅伝では毎年各校がスローガン、ないし目標を掲げているのですが、今回の中大スローガンは「真紅の襷に個を刻め」でした。そして、似た文言のスローガンがもう一つありました。なんと、常勝軍団青学。青学は「個の糸紡いで、織り成せ!深緑の襷」でした。私は両校ともスローガンのニュアンスを体現した走りだったなと思います。

まず、青学。スローガンは個→全体の感じ。一人一人が精密に結果を出す。数字を積み上げて、記録を樹立する。もう全てが圧巻。それぞれの選手、素晴らしかったのだけど、そしてやはりみなさん楽しく走っていただったけど、ただそこはかとなく「法人感」があったのですよ。うまく言えないけれど、社会人の頑張り方を感じました。

中大は。もう、ベンチャーです。(いい意味で)
結語が「個を刻め」ですから。個の思い切りが立ってた。それが本当に出た走り。想いほとばしっていた。
伝統はあれど、とてもフレッシュで楽しんでて、学年を越えて仲も良さそうな感じも伝わってきて。とにかく、井上くんに笑顔で走ってゴールしてもらうんだと言うところでの結束感に素晴らしく青春を感じたのでした。

中大生には、とにかく楽しく走ってほしい

私は藤原監督と同学年で、在学中から駅伝を応援していました。卒業して10年くらい経ったところで現れたのが青学です。
青学は作戦名も面白くて。ワクワク、ハッピー大作戦など。スポ根イメージを鮮やかに塗り替えた、一人一人が楽しそうに、優勝をかっさらっていった。青学は努力に色彩を手に入れたと、当時自分のFBに書いてました。

今年はこのころ青学に抱いたイメージに、中大がなってくれたなと感じました。
色彩どころか、力強い光を放っていた各選手の走り。それでいて、軽やかですがすがしく。
本当に、みんなが楽しく走っていたのが嬉しかった。いい意味で「失うものは何もない!」みたいな、オモロい果敢なチームになったなと感じました。記録や順位にももちろん期待しますが、楽しく走る姿、来年も楽しみにしています!
大活躍の4年生が卒業してしまうのは淋しいですが、新チームも応援しています!


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