院生らしからぬ

4月から大学院生になってから面白いと感じたことがある。

私の学科の同期は、大きくメンバーが変わることなく大学院に進学したのだが、院生になってから、「院生らしからぬ発言だわ今の〜(笑)」とか、「院生らしからぬ行動だね」とか、やたら「院生らしからぬ」という言葉を発するようになったのだ。

学部生の頃とほとんど同じメンバーで同じ環境にも関わらず、自分も含め、院生になった途端、意識が向上する、あるいは少し焦り始めるのかもしれない。


親に余分に2年分のお金を払ってもらっているのだから、ちゃんとしなきゃ
周りにいる人たちが全員頭いい、私なんかがこんなところにいていいのかな・・・
同級生が皆社会に出てしっかりお金を稼いでいるのに私こんなことをしていていいのだろうか
このまま研究の道に行くのか?はたまた普通に就職?
やっぱり今の専門分野を生かした仕事に就くべきだろうけど、どう生かすのが正解なの?
今までみたいに受け身に授業を受けているだけではダメだ、もっと外に出ないと・・・。一体どうやって?

こうした、アカデミックや専門の世界に中途半端に足を踏み入れ始めた、院生独特の悩みがあるのではないか。


中途半端でどこかこじれている大学院生。

そんな私たちは一体どうやって自分の”そこ”を見つけていくのだろうか。

「そこらへん。」では、#院生らしからぬ というハッシュタグをつけて、院生の今後の生き方や、葛藤について触れていければいいなと考えています。

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