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何者でもない私が文章を書くということ

なるべく文章を書きたいと思っている。
なるべく日常生活の中で文章を書く時間を設けたいと思っている。

エッセイストに憧れる。

私は文章を書く仕事をしているわけでもないし、将来ライターや小説家をなりわいにしていこうとは思っていない。ブログでたまに発信して、知らない人からいくつかの”いいね”が付いてニヤニヤする程度でいいと思っている。
でも、エッセイストにはほんの少し憧れる。私が書きたいと思っているのはエッセイの類のものだから。なんでもない日常を自分の視点で切り取って、それが読者にとっても面白い!って思わせられるのは、本当の自分を肯定されてるような気がして、心底嬉しいことだと思う。

最近、さくらももこと村上春樹のエッセイを読んだ。エッセイにはその人の人間性が現れるので、読後は作者のファンになっていた。
さくらももこは、地方の庶民の貧乏じみた親しみのある視点が魅力で、自分がいかにマヌケであるかを終始面白おかしく語っていた。また、まさにまるちゃんのように渋くて年寄りじみた性格が本当に面白い。
村上春樹は、様々な知識と経験をもとに自分の意見を述べながらも、自分を冷静に客観視しているのが伝わる文章が特徴的。また、アメリカやヨーロッパなどの海外生活が長いので、私自身が体験できないことを実際に体験しているような、世界が広がる楽しさがあった。
両者全く異なるが、日常を切り取る視点や文章表現が、とても好きなタイプのものだった。

私が文章を書きたいと思う理由

私も2人のように、この人の視点は面白いし文章表現も独特で面白い!って思ってもらえるような文章を書きたい。
文章を書くことによって、自分の視点を持って日常生活を送れるようになって、自分が研ぎ澄まされていく感覚がある。自分の心の声に敏感になる分、ストレスにも気づきやすいし、健康でご機嫌な自分でいられる。

また、”言葉を紡ぐ”こと自体にも面白さを感じている。どうしたら自分が感じていることが伝わるか、とか今日はどんな雰囲気の文章にしようかなとか、この文章を読んだ初対面の人は私にどんな印象を持つかなとか、考えて、言葉をこねくり回していくことが楽しい。


そんな理由から、私はこれからもなるべく文章を書くようにしていきたい。
とはいえ、書かなきゃ!と追われる理由もないので、このブログも長期間サボってしまうことも多い。細々と続けていきたいと思う。

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