古代ローマの水道橋 写実画と装飾画 動画あり
古代ローマ時代(西暦50年頃)に作られたフランス ガール県 ガルドン川に架かる水道橋を題材に、写実的な水彩画1枚と装飾的な水彩画1枚を描いたときの描き方の違いを説明します。
水道橋というのは、水源から都市に水を通すための橋の事です。橋の頂上に水路が作られています。
写実的な水彩画は、一部にマスキングインク(ホルベイン製)を使って描いています。
元の著作権フリー写真(↓)
GAHAG (https://gahag.net/)より
この写実的な水彩画では、一部にマスキングインク(ホルベイン製)を使って描いています。下絵は下図参照:
空のグラデーションが橋にかからないように、きれいに塗りたいので、橋の本体にマスキングインクを塗ります。
空がグラデーションになるように色を塗ります。
橋の周辺に色を塗り終わって乾燥したら、マスキングインクをはがします。
橋に色をつけます。
細部を描いて、完成です(下図参照)。
一方、装飾的な絵では、マスキングインクは使っていません。大胆に大雑把に塗ってみます。
これらの描画過程を記録したのが次の動画です。
『古代ローマの水道橋 写実画と装飾画 / Realistic/Decorative Aqueduct』 (10分53秒)
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