マガジンのカバー画像

豊かで幸せなエラマ(人生、生き方、命)の研究

7
エラマ(Elämä)とは、フィンランド語で「人生、生き方、命」の意味。Elämäプロジェクト代表・石原侑美が、フィンランドの豊かで幸せなエラマについて、また、日本の豊かで幸せなエ… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

「独立」は「つかまり立ち」くらいがちょうどいい〜フィンランド独立記念日にわたしの豊かで幸せな生き方について考える〜

フィンランド生涯教育研究家の石原侑美です。 今日、12月6日はフィンランドにとって特別な日。きっとフィンランドの街中でこの曲が流れているんだろうなあと思いを馳せています。 これは、フィンランドの独立を歌った「フィンランディア賛歌」で、フィンランドを代表するクラシック作曲家シベリウスが作った曲です。フィンランドでは12月6日になると、毎年街中でこの曲が流れ、あるいは路上で演奏され、フィンランドにとって特別な日であることが感じ取れます。 そう、今日12月6日はフィンランド独

「めんどくさい」を避けてはいけない気がする

こんにちは、いけかよです。 去年からの「禍」によって、生活は大きく変わりました。思ってもみなかった経験のなかで、思ってもみなかった自分のリアクションがありました。 もちろん、悪いことばかりじゃないと思うんです。例えばオンラインで仕事の大半をこなすことができるようになったとかいうのは、今回起きた変化の象徴的な部分です。 わたしはフリーランスではあるけれど、クライアントのオフィスに常駐するという契約の案件もあったし、対面での打ち合わせを希望するクライアントさんはやはりいるので、

時間をかけることの価値。「急がされる」今の社会でわたしが変えられること

こんにちは。東京都在住のさつきです。 天気の移り変わりが激しい日が続きますが、みなさまどのようにお過ごしでしょうか。 外に出かけることが減った分、おうちでSNSやテレビを見る時間が増えた方は少なくないのではないかと思います。直接的な人とのつながりが減っているこの時代、時間や距離を超えて、遠くの人と連絡が取れることはとても画期的です。最近では、SNSなどで理想的な暮らし方をしている人を見つけ、真似をして自分の生活の質を上げる人も増えているようですね。 オンライン化した生活

死は生の原点であり、最終地点。かあちゃんにとっての「エラマ」とは

こんにちは、あいすかです。 みなさんお元気にお過ごしでしょうか。 約1か月ぶりのお手紙ですね。この1か月、幸せと死について、感じたり、振り返ったり、体験する日々を送っていました。 偶然にも、エラマプロジェクトの代表 石原侑美さんのインタビュー記事が公開された時期とも重なっていたんです。 だから今回の手紙では、かあちゃん自身が、いま考えているエラマ=Elämä(フィンランド語で人生、生き方、命の意)について、みなさんに共有させてもらい、一緒に考えてもらえたらと思って書きます。

フィンランドって“夢と魔法の国”じゃない

Elämä(エラマ)プロジェクト代表の石原侑美です。 今回は、いまのわたしとフィンランドの関係性、フィンランドをどう捉えているかについてお話ししたいと思います。 わたしは今でこそフィンランド生涯教育研究家としてフィンランドを紹介していますが、もともとはマリメッコも、ムーミンがフィンランド生まれであることも知らなかったんです。 「北欧系女子」と言われる人たちのことも(決して悪い印象はもっていないんだけど)、かなり遠くから見ているような状態で、フィンランドに対しては悪いイメージ

‘’つながり‘’を抱えすぎていませんか? 山村のフィンランドサウナで薪割りしたらほしい‘’つながり‘’の在り方が見えてきた話。

つながりってなんだろう。 LINEでスタンプを送りあうこと? SNSでフォローすること? いいねをつけること? 最近、”つながり”ってなんだろうと考えました。 きっかけは、コロナにより交流がオンラインベースになってきたこと。 対面のときは2時間の飲み会で話せるのは多くて10人でしたが、今は、SNSやWebセミナーなどを使い何倍もの速さで人と知り合っていけます。その中で築かれるオンライン上のコミュニティや人脈。それを‘’つながり‘’と呼ぶことも多いようです。 インターネットの

なんだか疲れた会社員がフィンランドのコーヒー休憩を1日5回やってみた。

朝起きたときから仕事のことを考えている。 昨日は何をしていたか思い出せない。 最近大声で笑ったのはいつだっただろう。 あなたは、どうですか? フィンランドをお手軽に日常へはじめまして、こんにちは。 わたしは大阪で企業の人事をしています。新卒採用や中途採用をして、今は社内教育の担当です。いろんな部署の話を聞いて、オーダーメイドの研修を作っています。 従業員は、18歳から70歳まで、営業・製造・サービス職といろいろな人がいます。ときどき頭を抱えることもありますが、人の多様さが