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韓国BL映画「Long Time No See」

主演:タク・ウソク、ヨン・スンホ
2017年 映画(ウェブドラマ全5話)
いしゃーしゃ的オススメ度:★★★★☆

この作品、すっかり忘れていた!
先日アマゾンプライムでいろんな作品のラインアップを見ていたら、これがおすすめで出てきたのだが(おすすめが華流と韓流ばっかり)、そういえば前に観たことがある!映画となっているが、確か私は何話かに分かれたドラマで見たはずであった。その時は英語字幕だったので、今回プライムでは日本語字幕だったから、もう一度喜んで視聴することにした(というかほとんど忘れていたので)。いや、結構二人ともイケメンなのに、なんで覚えていなかったんだろう(汗)?

殺し屋なのだが「黒バラ」というハンドルネームでウェブ小説を書いているチス(タク・ウソク)。黒バラの小説の熱心なファンで姉がやっている食堂を手伝うギテ(ヨン・スンホ)。チスにメッセージを送り、オフで会うことを約束する二人だが、用事があったりしてなかなか会えない。
そうとは知らずチスはギテの姉の食堂に何度か食べに行っており、働いているギテとも挨拶するようになり、そのうちお互いに惹かれあっていく。そして偶然お互いが小説家とファンという間柄で知り合っていたことを発見、そこから一気に二人の想いが実を結ぶ。
この幸せを手放したくないチス、しかし自分は殺し屋である。義理の父から容赦なく殺しの命令が入る。そしてギテにもチスにはいえない秘密があった。

ラブストーリーだが、アクションもあって、チスが他のヤクザたち相手に闘う姿がとてもかっこいい。ギテの方もアイドルみたいな可愛い笑顔で、チスを慕う。
そしてこの物語には同性愛に対する対照的な考え方を持つ二人が登場する。
ギテの姉は、自分の唯一の肉親が同性愛者だと知った時はショックだったが、自分が理解してやらないでどうするのだ。なので理解を示し、チスのことも自分の弟のように可愛がる。
その反対にチスの義理の父は、孤児で同性愛者だと同級生にいじめられていたチスを引き取り、どうせ世間のはじきものだからということで殺し屋に仕立て上げる。そしてチスが殺人を拒むようになると、チスとギテの二人を殺そうと考える。自分の言うことも聞けない同性愛者なんかはこの世に要らない存在なのだ。

チスとギテが外でデートするシーンも可愛らしく、1時間15分ほどの短いストーリーながらも、色々な要素が盛り込まれている。しかしこの二人、ちょっと前に書いた「BL好きへの25の質問」の好きなカップルに入れればよかった!

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