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台湾ドラマ「コード/CODE 悪魔の契約 ドラマシリーズ」(浮士德遊戲2)

主演:シュウ・ジエカイ(修杰楷)、チョン・ヤオ(鍾瑶)、ホアン・シャンホー(黃尚禾)、イレブン・ヤオ(姚以緹)
2019年 全10話
いしゃーしゃ的オススメ度:★★★☆☆
(写真=China Timesより)

夏クールでとても面白かった日本のドラマ『CODE -願いの代償-』(以下「日本」)。台湾ドラマのリメイクと知り、しかも、主演がシーズン1がウー・カンレン(吳慷仁)、シーズン2がシュウ・ジエカイと知って、もうどうしてもこのオリジナルを見てみたくてたまらなかった!

日本は一応台湾の両シーズンを元に作られているそうだが、私が観られるサイトではシーズン1は見つからなかったので、シーズン2のみを視聴。
うふ、っていうか、とにかくシュウ・ジエカイを観たかったんだよね。

どんな望みでも叶えてくれる代わりに見返りを求める謎のアプリ“CODE”

エレベーター事故で恋人を亡くしたリャン・レンジエ刑事(梁仁傑、シュウ・ジエカイ演)のもとに、事件の真相が知りたければ願い事を叶えるアプリ“CODE”をダウンロードするよう謎の人物から電話がくる。恋人の死の真相を知りたいレンジエは“CODE"をダウンロードし、使い始める。そして、多くの事件を解決するだけでなく、婚約者を殺した犯人も徐々に明らかになっていく。
そんな時、新聞記者のドウ・ズーシン(杜子新、チョン・ヤオ演)が彼に近づき、CODEが多くの事故死に関与していること、自分の家族までもがCODEに殺されていること、CODEの操りのもと、一見無関係に見える事故が互いに関連していることを告げる。
レンジエは、ズーシン、そして彼女を通じて知り合った世界的ハッカーのハンク(ホアン・シャンホー演)と一緒にCODEの真相を探っていく。

百度百科より抜粋・意訳


日本リメイクを観ていなかったら難しかった

本作は、よりアプリの謎、誰が開発したのかというのを探るストーリーになっている。
シーズン1を観ていないからちょっとわからないのであるが、本作のCODEは電話をかけてくるため、誰かが背景で操っているという印象が強かった。ちなみに、この機械的な声は、なんだか『模倣犯』と一緒(笑)。声を聞くたびに、模倣犯が電話してきているのかと思ってしまった。

CODEというアプリの存在自体も、日台でそれぞれ別の意味合いが持たされている。本作が出たのは2019年、そして日本は今年だが、たった4年とはいえ、テクノロジーも進化し、AIというものへの可能性や期待などがずいぶん異なる設定になっていると感じた。

日本では玉山鉄二が演じたアプリの開発元企業の社長というのも、設定が異なり、最初はずっと疑惑の目で見ていたものの、実は他に黒幕がいた。

他にも色々な設定が異なっているため、日本を見てから本作を観ると戸惑う部分もあったが、むしろ全体の流れというのがわかっていたので、ある意味見やすかったかもしれない。

そしてサスペンス系台湾ドラマにしては珍しく、人があまり大勢、残酷な形で死なない。これは正直びっくりしたが、シーズン1の方がたくさん死んでるのかな(笑)?

設定のみならず、結末が全く違うため、本作はもしかしたら続編もあるのかなとも思わせる。というか、個人的には日本の結末の方が良かったというのが本音。

また書くけどキャストはいい!

恋人を殺された刑事、ジャーナリスト、ハッカー、アプリのモニターと、メインキャストは本作でも見どころ。
シュウ・ジエカイは、脇役なら多くのドラマで見ているのだが、一度主演を見てみたかったので、ある意味大満足😍

日本では染谷将太が演じたジャーナリスト、堀田真由が演じたハッカーは、本作では男女入れ替わっており、チョン・ヤオとホアン・シャンホー。この二人の役柄は、なんだかもっと裏がありそうで、これも続編の可能性を示唆しているようであったがどうだろう。

モニター役のイレブン・ヤオも美しく、かっこよかった。日本では松下奈緒だったが、うまく雰囲気とイメージが合っていた。

というわけで、全体的には日本の方が満足度が高かったが、このアプリとAIというテーマは、現代ならではこそのものでもあるので、これからも続編なり、リメイクなり、テクノロジーを発展させた形でいくらでも作ることができるのではないかと思う。

こちらが予告編。



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