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企画参加『#思い出の映画で自己紹介』

#思い出の映画で自己紹介

noteには公式が出しているお題や、クリエイターさん達が出している企画がわんさとあり、とても盛況で楽しそう。テーマ的に読むだけで全然参加できないものが多いのだが、これは期間もあるし、頑張ってトライしてみよう。

現在はもっぱらドラマ、それもアジアものしか観ない私であるが、20代の頃はこれでも一通り、当時流行った映画は観ていた方だと思う。もっとも欧米モノばかりであるが、その中から、企画の条件に合わせて、というか合わせなくても(笑、いや、ちゃんと合ってる)、この3本を選んでみた。
(写真は全てRotten Tomatoesより)

今までにあなたが観た映画の中で、特に感動したものを3作品挙げてください。
(⚠️同じ監督の作品が、ダブらないように、異なる監督・脚本家の作品を1つずつ選んでください。)

上記リンクテルテルてる子さんの記事より

イギリス映画『父の祈りを』

1993年
ジム・シェリダン監督
主演:ダニエル・デイ=ルイス、ピート・ポスルスウェイト、エマ・トンプソン

スパイ小説が大好きだった当時、おそらく何かでIRA(アイルランド共和軍暫定派)のことを読んでいて、この映画も観たんだと思う。
ロンドンで起こった爆破テロ事件の容疑者として、アイルランド人青年が逮捕され、その冤罪を晴らす法廷物語。

これはとにかく色々な意味で圧倒された。イギリスと北アイルランドの関係性なども、ちょっと読んだりしていたものの、ほとんど全く知らなかったし、俳優たちも圧巻だった。当時はビデオカセットまで購入して持っていたな。


アメリカ映画『スリーパーズ』

1996年
バリー・レヴィンソン監督
主演:ケヴィン・ベーコン、ロバート・デニーロ、ダスティン・ホフマン

映画を観た後、原作も購入して読んだ作品。
ちょっとした悪戯から起こってしまった事件で、少年院に入れられてしまった幼馴染の4人組の少年たち、そこで看守たちから壮絶な性的虐待を受ける。
出所して成人した彼らは、偶然当時の看守に出会い、地元の町ぐるみで復讐劇を企てる。

ある意味、韓国ドラマ『ザ・グローリー』の原型。
見ていられない虐待のシーン、看守たちの残酷さ、今でこそ色々な作品があるが、当時はかなり驚いた。
復讐は果たすものの、すっきりしない、考えさせられる余韻が残る作品で、これも繰り返しビデオで視聴した。


アメリカ映画『フィラデルフィア』

1993年
ジョナサン・デミ監督
主演:トム・ハンクス、デンゼル・ワシントン

3本挙げたが、これは今までの人生で全て視聴した映画の中でも、おそらく一番好きな作品。
トム・ハンクス演じるゲイの青年は、同性愛者ということで不当解雇される。そして、エイズにもかかっていることが発覚。
当時、エイズはまだ未知の病気で、その主な感染経路とされていたのがゲイとの性行為であり、これらへの偏見と戦う物語である。

『マルコムX』で見たデンゼル・ワシントンが好きすぎて、その勢いでこれも見たが、トム・ハンクスの演技には号泣。
エイズやLGBTへの知識や理解がある程度できている現在、若い人たちにはこの作品はどう映るのだろう。

こうやって3本挙げてみると、一つの共通点があった。どれも法廷物語である。冤罪、殺人事件、不当解雇の損害賠償と、全くそれぞれテーマは異なるが、どれも「ある特定の種類に属する人たちに対する差別」を取り上げたものであった。
なので、これらの作品に「感動した」というよりは、心が揺さぶられ、色々な意味で自分の中の考え方に変化をもたらした作品であったのではないかと思う。

もちろん視聴した時期にもよるのかもしれない。どれも90年台の作品だが、20代という、個人的にも色々な変化があった時代なので、余計に感受性とかも高かったのかもしれない。

どれももう20年ぐらい観ていないと思うが、配信などがある時代、見つかったらまた観てみようかな(視聴中の中国ドラマ、どうする??)。

自己紹介になっているかどうかはともかくとして(笑)、テルテルてる子さん、楽しい企画をありがとうございました!これら以外にも、忘れていた作品を思い出すきっかけとなりました!

画像は北アイルランドを紹介してくださっているパーリーメイさんよりお借りしました!

リンク曲はもちろん、ブルース・スプリングスティーンの『Streets of Philadelphia』🎵


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