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大谷翔平のセーフティバントに感動が止まらない話
いやーすごかった。WBC日本VSイタリア戦。もっと緊迫したギリギリの試合になるかと思っていたけど、結果的には圧勝。村上復活の二塁打や、吉田のさすがのホームラン、大当たりの岡本など色々てんこもりでしたが、やはり勝利のカギは大谷翔平だと思います。
野球って流れのスポーツだよね、と、息子たちのスポ少や中学、高校での試合を見ながら、よく周りの大人たちと話した。大体スポーツってそういうもんだと言われりゃその通りなのですが。サッカーやバレーボールと違って、明確に「攻撃の時間」「守備の時間」と分かれている珍しいルールも影響するのかな?試合を全部通して見ると、今はこっちのチームに流れがきてるな、とか、流れがきてないから今は我慢の時間だな、ということがよくわかる。
イタリア戦で、流れを引き寄せた瞬間が大谷のバントだった。エンゼルスの試合でも時折見せるので、彼にとっては奇襲というほどではないのかもしれないが、相手チームはもちろん、観客も、そして味方のメンバーすらみんな驚いた。
やっぱりホームランを打てるバッターは、チャンスで打順が回ってきたら打ちたいものでしょう。だって気持ちいいし、ヒーローになれる。しかし大谷があの場面で選んだのは左側へのバントヒット。「リスクを回避してハイリターンを得る」方法として選び、「チームの勝利より優先する自分のプライドはなかった」と、淡々とふりかえるカッコ良さよ!
その彼の選択により、試合の流れは完全に日本にきた。流れをもぎとってきた大谷もすごいし、大谷の勝利への思いの強さを改めて感じて受け止め、機を逃さず攻め立てた日本も、さすがプロフェッショナル集団。
野球選手のホームランも160キロの豪速球も、もちろんステキだ。けれど一番ステキだなあと思うのはチームプレー。野球は1人じゃできないもんね。ベンチ含め、みんなでメキシコ戦も勝利を勝ち取ってほしい!
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