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Billboard Top100を振り返る    1980 25th Dr.Hook 'Sexy Eyes'

4分の3が過ぎまして、25位は再度Dr.Hookの登場となりました。これもまあAORの一曲ですが、この曲調とは裏腹に非常に楽しそうにマラカスを振るRay Sawyerさんが素晴らしすぎますね。この姿を見ることができただけでも、この曲とこのビデオにあった価値があるというものです。

さて、ちょっとチャートを振り返ってみると、27位、26位、25位とすべてAORと呼ばれる曲が並んでいるんですが、どれも特徴的でこのジャンルの幅広いところが分かりますね。1970年はDiscoの時代だったので、バブルガムなヒットソングが多かったと思いきや、1980年は、AORの年と言っても差し障りはなさそうです。

カントリーの曲が多いことを考えても、やはりこうしたチャートって、それなりに年を召された方が中心的なリスナーだったんでしょうね。子供向けというか、いかにもティーンエージャーが聴きそうな曲はそれほど入っていないんですよね。例えば、MのPop Muzikとかでしょうか。やはり少数派ですね。

この傾向はこのころの日本のリスナーにも顕著で、例えばMのような曲が入ってくると、チャートが荒らされるとか、そういった評価もあったことを覚えています。由緒正しきBillboardに出てくるんじゃねえ、といった感じがあったんですよ。

この流れが変わってくろのが、映画のサントラとか、ロックの隆盛とかそんなことがきっかけだと思うのですが、この現象が顕著になるのはもう少し後ですね。

さて、このAORだって、後に産業ロックと言われる細分化されたジャンルに影響を与えるんです。僧居た音楽の流行り廃りや、流れはあるのですが、まずは純粋に一曲一曲を楽しみたいですね。

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