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Billboard Top100を聴き返す。    1980 74th Donna Summer 'Dim All The Lights'

タイトル間違えてましたね。Top40ではなくって、年間のTop100を聴き返しているのですから。今日からタイトル修正します。

74位はDonna Summerさんですね。このアルバムからはタイトルトラックのBad GirlやHot Stuffなどのヒット曲が出てますこのDim All The Lightも典型的なDisco Songですね。

ねえ、明かりをちょっと暗くしてよ、それで二人でダンスを楽しみましょうよ。

こんなぐらいの歌詞が延々と続きます。もちろんダンスというのは何かの暗喩なんですよ、ご存じですよね。

Discoソングっていうのは、それこそノンストップでかかるものですから、単純な内容の繰り返しで十分なんですよね。この辺りは好き嫌いが分かれるかもしれませんけれど。

でもこの曲を単純な曲にしていないのはDonnaさんの歌唱力のおかげで、この曲でも彼女お得意のロングトーンを聴くことができます。Wikiを見ると16秒間との記載がありますが、本当に声出してるのかなあ、と思うぐらいの張りのある声です。しかもきれいな声で。

この最初のロングトーンで、しっとりした感じで始まった曲がダンサブルに一変します。この雰囲気だよなあ。70年代って感じですのいい曲ですよ。

彼女の有名曲と比べると、この曲は1位になれなかったとか、この曲を最後にアーティストのパワーが失われ始めたとか、まあ、そんな感じになるかもしれませんけどね。80年代に入ってもShe works hard for moneyとかヒットがないわけじゃないんですが、ここがちょうど境目だったかな、という感じはします。

Discoはやはり一過性の流行りであった、と言うこと自体は簡単ですし、実際一発屋みたいな歌手が増えたのも事実ですけれど、そんな中で実力も申し分なく、ヒットを飛ばし続けていたDonnaはやはりQueen of Discoの称号がふさわしい人だったと思います。ただ、Discoという言葉がかなり限定的に使われてしまって矮小化されてしまったとも思えるんですよね。だからこそ、今だからこそ聴き返して、もっと評価しましょうよ。いい歌手ですよ。


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