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Billboard Top100を振り返る    1980 8th Lipps Inc.'FunkyTown'

8位はLipps IncのFunkytownです。良くも悪くも1979年という一時代を象徴する曲ですよね。1980の曲を振り返るにあたって、いろいろとWEBとか資料を見て回ると、この曲、当時は評価が真っ二つなんですよね。新しいもの好きにはいいでしょうが、カントリーや、R&Bなど従来のTop40が好きな人は拒絶するでしょうね。

エレクトロニクスを駆使した曲とはいっても、曲調自体はR&Bっぽいところもあるなあ、と思えるのは、ボーカルのSynthiaの力量によるものでしょうね。安っぽい曲調(ピコピコサウンド)の中にも芯のある歌声を聴かせてくれます。

さて、この曲プロモが2種類あるということなので、探してみました。一つは上に貼った、Synthiaさんが出てくるもの。これだと、R&Bを基調としたDiscoソングっぽい雰囲気ですね。そんでもってもう一つはDebbie Jennerさんというイギリス人ダンサーをFeatureしたもので、Synthiaさんの歌声に、Debbieさんが口パクしたものです。Lipps Incという名前自体、Lip Sync()
(口パク)をもじったもののようですので、これは何かの冗談だと思うんですけれど、このビデオは癖が強いですよ。

DebbieさんをWikiで調べようとすると、なぜかオランダ語のページしか出てこないという異常事態なんですが、なんなんでしょう。しかもこの方、ドリス・Dという名前でアルバムとか出しているようですね。日本盤もあるようですが、まあ、これもこの時代の香りがプンプンします。エアロビ路線なのでしょうが、元気のよさは感じても、お色気は感じません。

同じ曲で、この二つの正反対のビデオがあるって何なんだろう?全然内容が違うし、混乱すると思うのですがこれも戦略なのでしょうか。

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