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労働面のサステナブルについて考えてみる。

SDGsが当たり前になりつつある今日この頃。

その一つの要素といっても過言ではない、サステナブルについて考えてみました。

サステナブル(持続可能)っていうと、リサイクルコットン、反毛ウール(セーターを糸に戻してウール糸を作ること)、再生ポリエステルなど素材についてイメージすることが多いと思います。

でも、サステナブルっていうのは、持続可能って意味なのでから、労働面とか取引面についてもいえるんじゃないかと思います。

賃金が低かったり、やりがいがなかったら継続して仕事をしたくないし、取引においてもどっちかが無理をする関係では、持続できない。

私は、今後より強い企業になるためにはこの労働環境や取引条件がサステナブルになるべきだと思っています。

よく中小企業である光景ですが、社長が高級車に乗り、従業員は与えられた仕事をこなし恩恵を受けないとか。。。

でも、この関係では継続して働いてくれるとは思えません。

むしろ、会社のミッションが明確で従業員にとっても魅力と思えること。従業員の成果に連動して給与が上がる仕組み。また、仕事の効率を上げて休みを増やすこと。これらをは着実に変化させていくと、従業員はきっとずっと会社で仕事をしたいと思ってもらえると思います。

また、取引先に対しても人件費や原料の高騰など値上げが当たり前の環境であるのに値上げを拒絶することも持続可能とは言えません。

取引先の提示する価格を尊重すべきだと思います。

でも、従業員の賃金アップや取引先の値上げを受け入れていては業績が悪化する。

では、どうするか?

製品やブランド価値を上げる。

これしかありません。

同じ価値を提供する商品であれば、安い方が良いに決まってます。

でも、ブランド価値が高くそのブランドが自分に必要と思ってもらえれば自然と利益は上がります。

今後、日本でモノづくりをする限り、過去のやり方通りでは、付加価値は生むことはできず、現在求められる環境を提供することはできません。

事業ミッションを見直し、ミッションを実現するブランド展開をすることで、フィロソフィーも含めて共感してくれる応援者が消費者だけでなく、取引先、各専門家などが現れどんどん変わっていくはずです。

経営者なら、人件費や仕入れ値は抑えるべきと思うことだと思います。

一方、人件費が高いこと、仕入れ値をそのまま受けることは会社の強さの表れだとも思います。

人件費が高く、やりがいがあれば優秀な人材が来てくれるようになるし、仕入れに関しても供給面などかなり融通してくれるメリットもあります。

ここのマインドを変えないと、過去の流れのままいずれ息切れするまで擦り切れてしまい、いずれなくなってしまいます。

今、うちは事業の見える化(実店舗オープン、新社屋建設)に加え、組織と役割の明確化、賃金アップ、シフト導入による休日アップを同時に進めています。

やりがいがあって、給料があって、休みがあって、わくわくできる。

そんな会社はどの時代でも絶対強いよな。

10年前、決算のために売上を積み上げていて35年間これを毎年続けるの?って思っていたけど、今は、あるべき姿に対して、今年はこれをこんだけやろう!ってワクワクしながら仕事をしている。

この感覚が従業員にもきっと伝わって、サステナブルで最強な組織になると思っています。

さて、頑張ろう。

以上。

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