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【癒守の地球物語3】The Earthの12種族

私たちの暮らす惑星が「地球」と呼ばれる前の、はるか遠い昔のこと。

The Earthの平面上の大海には、いくつもの巨大な大陸と島々が浮かんでいた。その大陸には、現在とは大きさや形状が違う、アジア大陸、ヨーロッパ大陸、アフリカ大陸、オーストラリア大陸、南アメリカ大陸、北アメリカ大陸の6大陸も含まれていたが、南極大陸はなかった。そして、現在の地図にはない大陸や島々もあった。

地球の中心に位置する大陸の次元と、外側に位置する大陸の次元は異なっており、中心から外側へ向かえば向かうほど次元は高くなり、時間の流れは遅くなるのだった。

The Earthのイメージ

The Earthの大海に浮かぶ大陸と島々には、妖精のように羽がある者や、子供よりも背丈が低い緑色の肌の小人や、醜い容姿をした心優しい妖怪や、肌が青い巨人や、長く尖った頭を持つ者など、神のDNAを持つ12の種族が存在していた。
 
この12種族は、顕在意識を持っていなかった。なので、八百万の神々と対話をすることができた。言葉や文字は無く、誰もが当たり前のように心臓を使った細胞コミュニケーションである「大地語」で、動物界・植物界・鉱物界の三界と対話をしていた。現代では失われてしまった石や大気や水などの自然エネルギーを利用した超科学文明の世界で、音よりも早く空を飛び海を越え目的地に到達することができたが、生態系を乱すことはなかった。また12種族はThe Earth以外の生命体や異星人とも盛んに交流していた。

メソポタミア文明の石板

12種族は無条件の愛である女神を信仰していた。The Earthは女性が治める世界であったが、中性や女性性の高い男性も種族をまとめる立場にいたので、女性と言うよりも「女性性」と言ったほうが正しいかもしれない。現代のように男性による財力と権力と暴力で成り立つピラミッド型の社会ではなく、誰もが平等であり、性別や年齢、容姿や能力などでの差別は存在しなかった。女性性による統治とは「母性」のように災いが起きても動じることなく、生きとし生けるものの幸せを願い、平等に無条件の愛を与えるものであった。

明治神宮楼門扉

この平和を愛するThe Earthの12種族を表す12菊花紋は、神のDNAを持つ証でもあった。しかし、この神のDNAは、現代の科学または医学がさらに進化しなければ発見できまい。

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『癒守の地球物語』のファンのみなさま、大変お待たせいたしました。ついに『癒守の地球物語3』がはじまりました。『癒守の地球物語3』は、これからもまだまだ続きます。次回はついに”レムリア”が登場しますよ~。お楽しみに⭐

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『癒守の地球物語』はフィクションです。

◇ 筆者:八多恵子 ◇

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