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【ものキャン卒論】知らない世界は怖いが、踏み込んでみたら自分の知らない一面に出会えた!
ライティングスクール「ものキャン」に入学したきっかけは「うまくいっていない今の流れを変えたい!」そのような想いを抱いたからだった。
入学して、あっという間の3か月を駆け抜けた。
そして、長年の夢だった本の出版を実現した。
ここだけの話を取り上げると「当たりのライティングスクールだったんだね!」といった話で終わる。
しかしながら「ものキャン」はライティングスクールでありながら、ただのライティングスクールではなかった。
人生を深く掘り下げ、振り返り、気づくきっかけとなるスクールでもあったのだ!
過去のトラウマを隠し持ったまま、大人になっている人は少なくない。かくいうわたしも、その一人。
そのような人にとって「ものキャン」は、自分と対峙し、あらたな発見と出会う機会となるかもしれない。
さて、トラウマを抱え、八方塞がりだったわたしがどのような変化を遂げたのか、お話ししましょう。
過去のトラウマの影響
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「価値観をはき違えるときがある」
思春期まっさかりのころ、大人から全否定されたわたしは、強烈な印象として心に深い傷を負った。そして、そのトラウマを抱えたまま成長していくことになる。
中学3年間の担任が、じつは苦手だった。
新卒で教師になった彼は、茶髪にゴツいリングをはめ、下ネタや、よくわからない主観的で演説じみた説教を平気でする教師だった。
「オレは、いつだって教師なんて辞めたってかまわない」とよくいっていたが、3年間辞めることはなかった。大人になった今ならいえる。
(辞めるやめる詐欺じゃん……)と。
当然、心の底から信頼したり、頼ったりすることはない。
そのような、うさん臭く詐欺師のような教師に「価値観をはき違えるときがある」と烙印(らくいん)を押されたのだ。
たしかに、幼いころから周りの子とは違う一面があり、詩や作文を書いて自分の想いを表現するのが好きだった。そのせいか「感受性豊かな子」として教師に扱われていた。
小学校時代までは、担任に「作文コンクールに応募してみないか」と声をかけられたり、校長先生から詩を評価されて本をいただいたりもした。
しかし、中学に入り、強烈な印象の担任から「価値観をはき違えるときがある」と烙印を押されたことで、小さな自信は打ち砕かれた。
傷ついたものの、子どものころから人一倍、自我の成長が早かったせいか「価値観なんて人それぞれなんだから、誰かの価値観を否定するなんておかしい!」と怒りがムクムクとわき上がった。
そうはいっても、どこか遠くで「自分はほかの人とは違う……」という見切り品のシールを貼られたような感覚が残っていた。
自分で自分の世界の枠をせばめていた
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やがて、無意識のうちに「わたしはこうだから……」といったよくわからない決めつけ思考をするようになる。
奇しくも「価値観をはき違える」の烙印は「ほかの人より変わっている」という意識を色濃くしていった。
その結果、もともと得意とはいえなかった人付き合いがさらに苦手になり、心の奥では「人より変わっている、わたしはこうだから……」と諦めに似た感情が生まれるようになる。
この諦めに似た感情は、自信を揺るがし、自己肯定感を下げ、不安を大きくする材料となった。
しかし幸いなことに「わたしはこうだから……」の思考は、ネガティブな一面だけにとどまらず、自分の好きなことやモノに対しても有効だった。
好きな環境に身を置く安心感はこの上ない。その反対に、苦手な人・場所・時間など、苦手なことに向き合う時間は緊張感がすさまじく、疲労感が大きくなる。
こうして、好きと嫌いがはっきりした性格に成長していく。
人間は無意識のうちに自分を守る行動に出る。
なんとなく「苦手」を遠ざける生き方を選択し、自分で自分の世界の枠をせばめていたのだ。
Webライターに挑戦するも高い壁に阻まれる
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退職を機に、Webライターに挑戦してみるも、思うような結果は得られなかった。
はじめのうちはクラウドソーシングに登録し、自分ができそうな案件に応募して書くことの楽しさを味わった。
WordPress、Canvaを扱えるようになり、自分の書いた記事がインターネット上に公開されたときの喜びはこの上ない。やがて、いくつかの直案件をGETするも、安定しない依頼や、突如の音信不通などを経験し不安はあおられていく。
自分の実力のなさに打ちひしがれ、どのように進めばよいのかわからず迷子になる。
「ライティングについて相談できる人や、情報が欲しい」と思いながらも、まだ苦手なコミュニティを避け、リアルな情報収集をできずにいた。
長い間、選り好みした世界で生きていると「初めて」に対する緊張や不安は、恐怖に感じられるようになる。緊張感や不安、恐怖心は極度の疲労感を伴うため「自分とは無縁」といわんばかりに、自然と遠くに追いやるクセがついていた……
(選り好みした世界だけでは、うまくいくはずがない)心の声は正直だった。
しかし、もはや背水の陣……そのような折、突如「ものキャン」無料体験会の案内が舞い込んできた!
ジェットコースターなみのスピード感。息苦しい世界に足を踏みこむ
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2023年11月のわたしは、いつもと違っていた。
「このままでは、なにも状況が変わらない」と身をもって感じていたので、あえて息苦しい世界へ足を踏み入れてみることにしたのだ。
ものキャン無料体験会の2時間は、またたく間に過ぎ去り、岩のように固い意思を持っていたわたしを入学へと導いていた。
ベレー帽をかぶった、野口真代さん(以下まよ先生)の話に惹きこまれ「もっと聞いてみたい! おもしろい」と興奮していた。
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2024年、いよいよ「ものキャン」受講がスタートする。
まだ能登半島地震の動揺が収まらない1月6日、最初の講義の印象は……
「早口すぎてついていけない」だった。
東北出身、のんびり気質のせいか、1回目の講義から疲労感が大きい。とはいえ、疲労感を上回るワクワクがあったのも事実。
X(旧Twitter)コンセプト決め、note執筆……つぎつぎに課題が渡される。
(わたしはいつ、ジェットコースターに乗り込んだんだろう?)
初めての連続とスピード感、いつもなら疲弊しきっていたはず。ところが、ものキャンはワクワクとおもしろさが上回るのが不思議だった。
「まよ先生すごいっ!」と最初に実感したのが、X(旧Twitter)だ。教え通りにこなしていくと、右肩上がりにフォロワーが増えていく。もはや、マジック。
なにより、まよ先生の放つ言葉のパワーがすごかった。どんなに気持ちが落ちていても、受講するとポジティブ思考になり「なにかが変わりそう、いや最後までついて行こう!」が一層、強くなっていた。
あれほど、新しい世界に飛び込むのを躊躇(ちゅうちょ)していた自分はどこへやら。新しいことを吸収する日々は心地よく、また「ついて行かねば! 振り落とされる」の思いで必死だった。
そして、心配していたはずの人間関係は杞憂(きゆう)に終わった。
講義はオンライン上で行われるため、ほとんどがチャットのテキストで完結する。さまざまな環境・過去・価値観を持っている同期や先輩・先生たちとの交流は、わたしの想像を裏切り、刺激的で楽しいものとなった。
SlackやX(旧Twitter)からは、夢・価値観・人間性などが伝わり、同じ目標に向かってがんばっている同期・先輩方の姿は、わたしの稼働スイッチとなった。
マイペースなわたしが電子書籍出版までこぎつけたのは、紛れもなくみんなの想いに便乗したお陰。感謝するとともに、勇気を出してジェットコースターに乗った自分に拍手をおくりたい。
そして、本当の卒業は初夏になった……
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2024年5月末。ものキャンの卒論に向き合っている。
同時進行で、電子書籍(2冊目)のコンセプトや章立てを考えながら。
卒論を書くにあたり、3か月の軌跡を振り返ってみた(実際には、過去のトラウマから振り返ることになったのだが……)。
これまでの間に起きた変化で印象深いのは、やはり電子書籍の出版。しかしながら、わたしのなかで、さらに大きな変化があった。
ものキャンに入学してから、同期、先輩方のX(旧Twitter)や、電子書籍を読む機会が増えた。そこで、以前から自分のなかで引っかかっていた問題に向き合うきっかけが生まれ、その答えが見つかったのだ!
それは、自分でも気づいていなかった特性「HSP」を認識したのである。
HSP(Highly Sensitive Person)ハイリー・センシティブ・パーソン
HSPとは、生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」という意味で、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」と呼び頭文字をとって「HSP(エイチ・エス・ピー」と呼ばれています。
(中略)
統計的には人口の15%~20%。5人に1人があてはまる『性質』であり、稀ではありませんが、裏を返せば、約8割の人はこの性質にはあてはまらないため、HSPの特性は共感を得ることが難しく、HSPでない人たちとの差に自己嫌悪を感じることや、まわりに合わせようと無理をして生きづらさを感じやすくなる性質といえます。
診断テストをしてみると、ほとんど該当したのだ。そして、パートナーに話したところ「あぁ、たしかにあてはまる部分が多いな……」ともいわれた。
それまで、HSPについて知っているつもりでいたが、どこか他人事だった。
ここ数か月「言葉」を通して、多くの人の価値観に触れた。文章から、生きてきた環境や思考が垣間見えてきた。そして、自分と重なる特性を発見したのだった。
自分にもHSP気質があったことに気づいてから、すぅーっと肩の荷が軽くなったような感覚があった。
(なんだ……そういうことだったのか)
過去のトラウマとして根付いてしまった「価値観をはき違える」の烙印の重さは、HSP気質だったから人一倍重く、のしかかってしまったのかもしれない。
ずっと、どこかに生きづらさを感じていた原因? がわかって気持ちも軽やかになり、冷静に自分を受け入れ、腹をくくれたような気がする。
人間としての中身が変わったわけではないが、新しい自分を知ったこの感覚は、わたしにとって大きな収穫だった。そして、新しく知った自分の特性とともに、これからいろいろな世界の扉を開けていく!
ものキャンで授かった電子書籍を出版する、素晴らしいスキルを携えて。
知らない世界や変化を前にすると、誰でもはじめは怖い。しかし、踏み込んだ先に、自分のまだ知らない一面が待っていると思うとワクワクもする。
新しい自分に出会いたい人にとって、ものキャン受講は最高の時間と経験をもたらすはずだ。
「今から20年後、あなたはやったことよりもやらなかったことを悔やむことになるだろう。そうなる前に、安穏とした港から船を出せ。自分自身の帆で貿易風を受け止めよ。真に求めるものを探求し、叶うことを願い、見出すのだ。」
わたしは、小さな船で沖へ繰り出した。
どこかの海上ですれ違ったときには、声をかけ合おう。
「乗った船から降りるな!」と。
\✨お礼📚最終ご報告✨/
— いさな(藤原 勇魚)植物・自然webライター (@isana97_) May 6, 2024
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