modern-times「Silent spring」
modern-times「Contemporary」
各種サブスクリプション対応!
(「Silent spring」は2曲目)
こちらから!↓
https://linkco.re/1Ug5E5eY
【歌詞】
冬籠りディッセンバー。
口の中を切った。
乾燥した空気が淀む毎日だ。
穿つ。川の方から
いなくなった者が
悟られないように森の中へと入った。
静まり返るディッセンバー。
誰もいないようだ。
乾燥した体温が失われていった。
目立つ川の方から
逃げ出す者がいた。
悟られないように
森の中へと入ったんだ。
こわくない。怖れない。
見慣れない風景だ。
変わらないものから愛を蝕む音だ。
ガラスが割れるように
一瞬のことだった。
見えないモノから
音が奪われた夜だ。
暗く浮かんだ曇りのように
滲んだ雨が降った。
価値のないモノから奪われた生命だ。
見慣れない風景画。
いつかここに在ったんだ。
失った者らは
どこに消えてしまったんだ?
いつか奪われた音がしたんだ。
作詞 ワタナベタカヒロ
作曲 ワタナベタカヒロ
演奏 Vo,gt ワタナベタカヒロ
【回顧録】
この曲は多分、2014年の夏にはもしかしたらできていたはずですね。まぁ2014年だったのは確かで結構アルバムの中では早めにできた曲だったんですが、アレンジと録音は遅かったような気もしています。僕は結構良い出来だな!という気持ちでいたんですが、この曲メンバーから結構無視をされていたような気がしますね。多分、アレンジがガッツリ上手くはまらなかったというようなそういう空気はなんとなくあって、そういう場合、modern-timesは「お察し」という感じで誰かが「ボツだね」などという野暮なことは言わず、なんとなくアレンジやって、うーんってなって、「休憩いきますか」ってなって、次入ったら、「じゃあ、次は…」という流れで、なんか埋もれていくのを待つ。という結果として、誰も傷つかずに忘れるのを待つ。というような手段がよく取られております。
ただ、今回のアルバムに入っている。ということは僕が諦めきれなかったからという部分が大きいですね。なので、今回入れたいからセッションしようよ。てな具合でスタジオにてやってみたら、どうにも上手くいかない。という空気を刺さらんばかりに感じて、ベースのトミーくんは頭を抱える感じに、「これ、バンドサウンドでやる必要はありますかね?」て言う話になった。
ちょっと、「え〜」てな気持ちになりましたが、そう言うならばという感じにトミーくんにギターを持たせて、主旋律を弾かせてオブリのアルペジオのパターンを考えました。
これがびっくりするくらいキレイに上手くハマって、ハモって、思わず言っちゃいますけど、「俺、天才じゃないか」と思ったりしました。トミーくんもとても感動をしていたのを覚えております。ぜひとも楽曲を聴いて、確認をしていただきたい。
「Silent spring」というのは学者でもあり、小説家でもあったというレイチャルカーソンの本から引用した。と言っても、読んだことはない。というより、教科書に載っていた内容しか知らない。むしろレイチャルカーソンについても、「学者と小説家と言う2つの夢を叶えた偉い人」みたいな。「エジソンは偉い人。そんなの常識。」みたいな知識しか持ち合わせていなかったけど、それからレイチャルさんが言いたいのはこういうことちゃいまっか?と解釈した歌詞。
やはり常に自然と向き合い、そのメッセージを受け取り続けてきた自然派バンドの我々、modern-timesいや、これやってんの俺一人だから…ワタナベタカヒロからしたら、見過ごせない現状をせめて、歌に乗せて伝えようではないかと言う気持ちでいっぱいですからね。アース&エコロジー。
資源大切!てかぁ!
というふうにさっぱりとなった今回の楽曲から、ギター二本だけのアルペジオの絡みで音楽を作るということに興味が湧いた結果、ソロでその試みをやりました。ワタナベタカヒロの名義で、やっております。この次の年に出したソロの曲です!これの絡みも良いので、「Silent spring」が良かったという方がいたら、こちらも是非!↓
ワタナベタカヒロ「ラブソング」
https://youtu.be/xtVqlMuGc-o
日に日に宣伝の仕方が上手くなっていないですか?私も成長してまいります。ゲームしていて、1番好きなのはレベル上げです。それで、めちゃくちゃレベル上げて、ボスとかを蹂躙するのが大好きです。
…ゲームの技術はまったく向上しないけど…。
とまぁ、関係ない話は置いておいて、ライナーノーツ!的な話にいきましょう。と言ったら今までのは何だったか?うーん。雑談…?
…とりあえずいきましょう!
こちらが今回の配置図(ミックスの際に音の配置、広さなどをエンジニアのT木さんにお伝えするために作ったもの)。
今回のイメージ的にはギターに囲まれたボーカルという図になりますかね。
多分、なんていうのでしょう。イメージとしては「森」みたいなものがあって、そこに迷った人?が孤独に佇むとか、逃げるだとか、そういうイメージからボーカルをポツンと広げ過ぎずにギターの「森」に囲まれているというイメージからだと思います。
あまり言い過ぎると解釈に繋がってしまいますね…。注意。
ギターは二本。
メインアルペジオとオブリアルペジオ。うまくハマったり、少し外れたりというこの感じが好きだったりします。またやりたくなってきたなぁ。こういうの。
という感じで、この曲、いいですよ!多分、これ、作った時からあまり誰にも伝わってないことなんだよなぁ…。ぜひともまた聴いてもらいたい…。
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