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Research Project Part 1

来ない返信を待ちながらリサーチプロジェクトのお題を考えている。私のコース(UPCH)は年明け以降6月まで、リサーチプロジェクトというものを行う。内容としては、自分がとっているコースに関連したトピックを一つ選んで、自分で研究しましょうねというものである。私はナショナリズム関連から一つと、グローバル化から一つなにかやろうと考えている。

今日、リサーチプロジェクトのお題を話しに先生のところに行った。ナショナリズムのほう。「ユーゴスラビア政府がどう国民を統一していたのかが知りたいんです。」と恐る恐る話す。私は未だに自分の考えや気持ちを表すのが苦手だ。「どういうこと?」と聞かれて、「政府が国民を統一するためにどういう政策を執り行ったかを知りたいんです。」と答えた。「ユーゴスラビアはちょっと時代が遅いな(-1914までの範囲でトピックを考えなくてはいけなかったらしい)、ユーゴスラビアが好きなの?それとも政策が好きなの?」と返されたので、「政策です。」と答える。元来政策が好きな人間だ。政策を学びにイギリスまではるばるやってきたのだ。「そうしたら、ドイツとか面白いんじゃない。なんの政策をやりたいの?」と畳みかけられたので、「教育ですかね、Renanも教育って言ってますし。」と答えた。「教育のどの部分をやりたいの?大学?それとも初等教育?」と聞かれて、「わかりません、決まってないし知識もあんまりないんです。なんかいい本ありますか?」ときいたら、「これとかいいんじゃない?これもいいよ、長いけど。読んでみ。要約だけでもいいから。」と2,3冊紹介してくれた。「来週また来なさい。」と言われて話は終わった。

渡英してから自分でお題を見つけなくてはいけないことが増えた。答えが用意されていないモノにぶつかっていかなくてはいけなくなった。なんとなく頭に浮かんでいるんだけれど、はっきりとやりたいことが見えてこないんだよね。と毎回思う。こういうとき、中学時代の美術の先生の言葉を思い出す。「ぼんやりとは見えてるんですけど、は見えていないんだよ。」私の18年の人生の中で、心に残っている言葉トップスリーのうちの一つだ。私はまだ見えていないんだと思う。

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