無限の道を歩くには ~不安との戦い~

目標を持ち、それを達成する。

人生を生きる上で目標遂行能力は多くの場面で計られている気分だ。僕も、今の自分の地点と目指すべき地点を見極めて、自分を目標へ近寄せて掴む行為に挑戦して、よく失敗して、しばしば妥協して、たまに成功する。

目標が遠くにあればあるほど、目標を達成するにはなんだか無限に歩いて行かねばならぬのではないか、という不安が生まれる。じゃあ、「自分は無限の道でも歩くことができる」ということを証明できれば、このような不安を打ち消せるのではないかと考えた。

無限の道を踏破するにはどうすればいいだろうか。

目標までの距離は無限である。10歩、近づいてみよう。
目標までの距離は無限である。今度は100歩、近づいてみよう。
目標までの距離は無限である。じゃあ、10000歩、近寄るぞ。
目標までの距離は無限である。僕には無理であった。

距離を無限と目算するような愚か者は、目標に到達できないらしい。

千里の道も一歩から。目標までの距離がいくら遠かろうと、「千里」という目算を立てることによって目標達成を進められるのだ。

一里は300歩だから、10110歩すすめば残りは966里。これなら成し遂げられそうである。

目標がいくら遠くても、その道は有限だ。僕に扱える有限かどうかは分からないけど、無限よりはずっと小さい。

もちまえの不安で目標までの道を引き延ばすのではなく、目標までどれくらい遠いのかを考えるようにしていきたいと思った。

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