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日記

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#映画感想

『すずめの戸締まり』感想🎞️

非常に人を選ぶ作品。
公式サイトにも記載されているが、緊急地震速報や地震の描写を含むので、苦手な方は視聴を避けて欲しい。

新海誠監督の作品は鮮やかでいつも苦手なのだが、話題作という事で。

あらゆる細かい設定やそれが明かされない事を気にしてはいけない。

主人公の鈴芽がいきなり巻き込まれて行き、状況を把握したり面白いと思ったりする間もなく、序盤から押し付けられるドタバタコメディ・・・。うんざり。

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『BELIEVE 日本バスケを諦めなかった男たち』感想🎞️

パリオリンピック前にと、急いで視聴。ファンとライト層の需要が上手くカバーされていると感じる。

勿論、試合をリアルタイムで見た時ほどは感動出来ないが、舞台裏の映像を見る事が出来たり、選手やHCがどんな気持ちで試合に臨んでいたのかを知る事が出来るので、ファンならばこの映画を見て損はないと言える。(「バスケットLIVE」を見るほどのファンには物足りないのかもしれないが・・・。)

私のように昨年のワー

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『キングダム 運命の炎』感想🎞️

現在上映中の『キングダム 大将軍の帰還』の前編といった内容。

紫夏の話や飛信隊と名付けられたシーンは感動的だが、映画としてはシリーズの中で一番つまらない。

龐煖が来てこれから戦闘というキリの悪さで終わるなら、戦闘は全て『キングダム 大将軍の帰還』の中で行い、『キングダム 運命の炎』では昔の龐煖の話とシルエットくらいで済ませてくれた方が、却って次作を楽しみに見終えれた気がする。

特別気になる訳

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『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』感想🎞

良くも悪くも水木しげる生誕100年記念作品。

ストーリーの立ち位置としてはアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』6期のエピソードゼロに当たる。
6期を見ていた人間としてはエピソードゼロを見る事が出来て嬉しいが、TVシリーズとは毛色が異なっている。
ややグロテスク。水木のキャラクター表現として『総員玉砕せよ!』の描写も含む為、苦手な人は注意されたし。

特徴的な音楽はアニメ『ひぐらしのなく頃に』シリーズも手掛け

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『劇場版 ソードアート・オンライン-プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ』感想🎞

続き物なので、『星なき夜のアリア』を見ていない人はまずはそちらから視聴して欲しい。

ようやく兎沢深澄が深堀りされ良いキャラクターだなと思い始めたが、やはり活躍が足りない。

キリトが強いのは皆知っていると思うので、劇場版くらい最後はアスナと深澄で締めて良かったのでは?
このままでは勿体無いキャラクターで終わってしまうが・・・。
ぶっちゃけアインクラッド編のバトルが一番つまらないと思っているので、

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『劇場版 ソードアート・オンライン-プログレッシブ- 星なき夜のアリア』感想🎞

プログレッシブシリーズはアスナの視点からこれまでの物語を描き直しており、兎沢深澄というオリジナルキャラクターが登場する。

キリトに出逢うまでのアスナがsaoの中でどう過ごしていたのか。
兎沢深澄というキャラクターを登場させる事で納得が行くアスナの歴史が生まれたと思う。
しかし約1時間半と短い上に、話の大筋はそのままな為、イマイチ兎沢深澄の魅力が伝わって来ない。

Blu-ray&DVDの完全生産

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『インデペンデンス・デイ』感想🎞

これぞ「SF好きの為のエンタメSF」。
もちろん良い意味だ。
とはいえ2時間半程度と長いので、休憩を入れたりご飯を食べながら見たり、それこそポップコーンを食べたりしながら気楽に見て欲しい。

次々と爆破される自動車、木っ端微塵にされるエンパイア・ステート・ビル。
でも犬は助かるし、宇宙人はウィル・スミスによってボコボコにされ「バーベキューにしてやる」と宣言される。
さらには博士が宇宙人によって殺さ

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『名探偵コナン 黒鉄の魚影』感想🎞

https://web.archive.org/web/20230930173224/https://conan-mobile.jp/movie26/

セクハラ描写を許容出来ない人には、おすすめしない。
本筋含め酷かったが、灰原哀の身勝手さが目立つ作品。

劇場版オリジナルキャラクターであるピンガは魅力を大して感じられなかった上に、コナンとの駆け引きも物足りず残念。
劇場版スタッフがコナンと灰原

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『沈黙のパレード』感想🎞

ミステリーには所謂探偵役が付き物であり『ガリレオシリーズ』では主人公の湯川学がそれに該当するが、湯川学は刑事でも罪を裁く事の出来る人間でもないので、被害者とも加害者とも一定の距離を保っている。
その距離感の心地良さが『ガリレオシリーズ』の魅力だろう。

そんな湯川学が様々な事件と人に遭遇する様を見て、人間に対しての理解を深めたり社会の出来事について考えたりするきっかけとなる・・・映画ではそのような

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『真夏の方程式』感想🎞

『沈黙のパレード』を見る前に、時系列順で見れる物は見ておこうという魂胆。

『容疑者Xの献身』もそうだったが、内容はミステリーというよりも、「人間そのもの」といった印象。
作者は「人間はどこまで残酷になれるか」をテーマに書いていたりするのか?

『容疑者Xの献身』は石神に文句はあれど、事件に関する重要な点に違和感を感じ無かったが、『真夏の方程式』はその点が疎かであり、面白い展開も無いので終始見てい

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『容疑者Xの献身』感想🎞

『沈黙のパレード』の地上波初放送があると聞き久々に。

上映が2008年と16年も前なので仕方ないかもしれないが、内海がコーヒー淹れさせられたりガサ入れの準備をさせられたり、部下ではなく「内海が女だから」という理由でこき使われている描写が多く不快だ。
また、ホステスに関しての偏見も同様である。
とはいえ16年前の私は今ほど問題意識があった訳でも敏感だった訳でもなく、「そういうものだ」とスルーしてし

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『かがみの孤城』感想🎞

原作は小説であり、未読。
かなり分かり易い伏線ばかりの、気軽に見れるアニメ映画。

キャラクター達が孤立してしまう様子には多少苦しい気持ちになるが、そういう状況を生み出す社会や孤独との向き合い方を考える入門としてはちょうど良いのかもしれない。

物語自体は一本調子であり、終わりに向かうにつれ退屈していく。
ワクワク・ドキドキを求める場合、あまりおすすめしない。

アキちゃんの結婚または結婚指輪の強

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『映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ』感想🎞

※昨年11月に視聴した記憶を頼りに書いてます。

シリーズ三作目だが、一番つまらなかった。
映画館で見ることを検討している人は、サブスクでの配信やDVDのレンタル開始を待っても良いかもしれない。
割引の日でなかったら酷すぎて相当怒ったと思う。

泣ける等の評判で期待をし過ぎたせいもあるが、それにしても今作で初めて登場する「くま工場長」及び「工場」の魅力が感じられないのは、致命的である。

実際、キ

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『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』感想🎞

思ったよりも悟飯活躍のボリュームが少なかった。
むしろピッコロさんファンにおすすめ。

映画という事もあり、ご都合主義で綺麗かつ面白おかしくまとまっていたのは良かったが、その分味気なさも感じる。
ガンマ1号・2号や悟飯にもっと感情移入したかったな。

超の放送終了から4年、久しぶりにキャラ同士のやり取りやワチャワチャ感を楽しめて良かった。
期待し過ぎず気楽に見るのを推奨。