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B型事業所を選択した理由

7月から発達障害や高次機能障害の方に特化したB型事業所をスタートしました。お仕事の内容としては私が個人で経営する会計事務所の経理業務と別会社オルタンシア(設立中)でのECサイト運営事業です。B型に参加して頂いた方と一緒にオルタンシアを育てていって、B型事業に参加して頂いた方がオルタンシアの社員になり福祉の力をかりず運営して、所得を得られるようにしていくことが目標です。
ただ、オルタンシアはまだ十分稼動しているとは言えないのでは参加者にお支払いできる報酬は会計業務が中心となり、ECサイトの運営での収益が上積されるという形になります。
会計業務に関しては十分な仕事量が確保できているため、通常の一般雇用と同程度の賃金はお支払いすることは可能です。
この賃金の話をするとなぜA型にしないのか?という質問を良くうけます。
福祉の世界では一般就労が一番上にあってその前段階で就労移行、A型が位置づけれるようです。雇用して働くことが能力的に難しい方がB型にいくとい位置づけのようです。確かにそのような位置づけも重要であるとは思いますが、私はかなり変わっていて働けないなら無理して1週間働く必要ないし、1日7時間~8時間働くのが体力的に難しいのなら働く必要はないと考えてしまいます。
テクノロジーをうまく使えば人間が1日かけて行うような経理の記帳業務も1時間もかからず終わらせることは可能です。それは経理だけではないと思います。集中が続かないなら続くだけやれば良いし、事務作業だけであれば極端な話、「コミュニケーション」は必要ありません。明確な指示だけあればあとはそれをこなすだけです。クライアントとの交渉等と「コミュニケーション」が必要な場合はできる人がやればよい。組み立て方で十分仕事は成立します。
私の家族は脳梗塞になってから長時間集中して作業することが難しいくなりました。短い休憩をはさみながらやれば出来るのですが9時から12時まで働いて1時間休憩、13時から17時まで働いてね というのは難しいです。
もとからの性格もありますが作業が遅いからといって横から指示等だされると発狂します。。(もとから癇癪もちです。。)
看護師の資格もあり相談支援員の資格も取れるので先月研修に行った際もやはり集中が続かないのと講師からいろいろ自分がやってる作業に口出しをされ爆発してしまい研修を退場になってしまいました。。
こんな感じですがひいき目ではなく看護師及び保健師の経験は十分にありますし働き方によっては誰かの力になることはできると思います。「雇用」され使用人になり、「雇用主」のルールのもとに働かせられる必要はないと思います。
「雇用」という縛りの中に置くのではなく自分のペースで自分の出来ることをやってオルタンシアを自分たちの会社として育てていく準備をする。そのためには制度的にはB型事業所の仕組みがはまるのではないかと思いB型を選択しました。
もちろん「B型」であるからといって参加者を最低賃金以下の「時給」で働いてもらおうというようなつもりは全くありません。最低賃金も払えないビジネスであれば早く撤退した方が良いです。
その意味で当社のB型は「一般就労と同等或いはそれ以上の収入」を必ず稼ぐことにコミットします。

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