女子あるあると言わせない! 家具のサイズを間違う人へ 「インテリア計画」
「何をしたらいいか分からなくなっちゃった人へ」今回のテーマは「インテリア計画」です。
女子あるあると書いてしまいましたが、自分自身ほんとにあるんです。
このスペースに入れる家具と自分の部屋で考えて、インテリアショップへ出かけて
「これ絶対余裕でしょ」と思った家具が、
実際にサイズを確認すると全然入んないとかあるんです。
空間認知能力が低いのでしょうか。。。
男女の違いとかそういうことはよくわからないけど、、、
そもそもお店の広さと自分の部屋のサイズが違うし、
だから家具のレイアウトは事前に部屋の大きさから
どれくらいのサイズのものをどういう向きで配置するか計画を考えてからショップへ行った方がいいんです。
「いえ、それやってるけど間違うんです・・・」
これも、まさに昔のわたしなんですが、
そうならないために
では、「れい子先輩」と「あゆむ」のストーリー
今週もはじまります。
リフォームしたいんです!
あゆむ
親がリフォームしたいって言ってるんですけど…
なんか、いろいろ揉めてていつも間違っちゃうみたいなんです。
れい子
どの程度のリフォームを考えてるの?
リノベとかスケルトンとか?
リノベ(リノベーション)=建物に大規模な工事を行うことで、性能を向上させたり、価値を高めたりすることをいう。
スケルトン(スケルトン・リフォーム)=住居の内装や設備をすべて解体して行う大掛かりなリフォーム。
あゆむ
そんな大掛かりじゃないんです。
部屋によってクロスの張り替えや、家具を新しくしたいみたいなんですけど
この前も母が気に入ったソファーがあったみたいで
でもサイズ確認したら、全然部屋に合わなくて…
そしたら父が
「これだから、女は空間認知能力がないんだ」とか、つい言っちゃったみたいで
そしたら母がブチ切れて…
ええ、そうなんです。
それからずっとご飯抜きで、、、わたしも困ってるんです😂
れい子
そんなこと言わせないために
今日は「インテリア計画」を教えるわ!!
IC試験(インテリアコーディネーター試験)過去問のポイントを中心に解説していきます(今回は、2次試験で出題される内容も含みます!)
けど今回は、実際にリフォームや家具を買いたいって考えてるなら、すごくためになる、永久保存版とも言える内容になってます!!
最後まで読んでいただけたら、部屋にぴったりの素敵なソファが選べますよ!
■ 家具の人間工学・寸法計画
人間工学:
人間の作業能力とその限界を知って、仕事を人間の生理・心理学的な特性に合わせて適合させていく科学
アメリカではヒューマンエンジニアリング、ヨーロッパではエルゴノミクスと呼ばれることが多い
れい子
スペースの話の前にまず、「家具の分類」について説明するね。
家具を「ひと」や「もの」との関わり方の違いから分類すると3つに分けられます。
①人体を支えるための人体系家具
例)いす、ベッド
②物を支えるための準人体系家具
例)机、調理台、カウンター
③収納や遮断のための建物系家具
例)棚、たんす、ついたて
これはつまり
①>②>③の順で、人体との適合性が重要になるってことなの。
これってどういうことかわかる?
あゆむ
いすやソファ、ベッドを選ぶときは、使う人の身体に合わせるってことですよね。
れい子
すごい〜正解です! じゃあ次ね。
②の準人体系家具は、これももちろん身体に合わせて使いやすいものを選ぶのは重要なんだけど、物との関係が出てくるの。
例えば、机はいすとの関係が重要でしょ。
まず「作業用のいす」の高さは、人間工学の観点からいうと
作業用いすの高さ ≒ 下腿高 - 1cm
≒ 身長 × 1/4
そのいすで作業する「机の高さ」は
机の高さ ≒ いすの高さ + 差尺
差尺=いすの座面から机までの距離
になります!!!
そこで問題は「差尺」なんだけど
差尺は成人男子で 28~30cm程度
成人女子で 27~29cm程度
(だいたい30cm弱と覚えておけばいいよ!)
ここ重要だからね。
座面が高過ぎるいすに腰掛けると、大腿部の裏側が圧迫されて血行を阻害するなどの不具合が生じるから気をつけて!
それに今は、「家具もネットで選ぶ時代」になってきてるから役に立ちと思うよ!
あゆむ
すごい!勉強になります!!
じゃあ、ソファの高さは身長の1/4じゃなきゃいけないんですか?
れい子
おー、いい質問です!
いすは作業用、軽作業用、休息用に分けられて、これらについて寸法・角度が移り変わっていく段階を、さらに細かく5段階に分けて示そうという指示面のプロトタイプあるんです。具体的にいうと
いすの「座面高」
(高い)作業用→軽作業用→休息用(低い)
いすの「座面角度」
(水平)作業用→軽作業用→休息用(大)
いすの「座面と背もたれの角度」
(小)作業用→軽作業用→休息用(大)
細かく覚える必要はないけど、「作業用→休息用」になるにつれて、
高さは低く、角度は大きくなることを覚えておいてね。
あゆむ
なるほど、じゃあソファは低くて角度がある方がいいってことですか?
れい子
またまた、いい質問でましたー
実はそこからが難しいところで、ソファの座面や脚の高さって、デザインにも関係してくるよね。
(デザインについてはあまり試験に出ないけど、選ぶ上では重要!)
例えばお父さんが
「リビングは、重厚で高級感のある部屋にしたい」って言ってるなら、
座面を低くした方が重厚感のあるデザインになるけど
逆にお母さんが
「シンプルでナチュラルな部屋にしたい」とか言ってるなら、
少し軽めのイメージで座面をちょっとだけ高くした方が合うかもしれない
それからもう一つ
ソファを選ぶには「クッション性」も大切なんだけど、
クッション性を良くしようとして柔らかい材料を詰めただけでは、身体が沈み込んでしまうので最終安定姿勢を好ましい形に保つことができない。
つまり柔らかすぎるソファは、身体に良くない可能性があるってことも覚えておいてね。
投稿から時間が経ったので、以下「家具の配置・コーディネート」までを内容追記・IC試験問題を追加して有料記事にしました!
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