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医療介護 週間ニュースRANKING(11/20~11/26)

はじめに

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医療介護データ研究所の まじめな所長 です。

Twitterでシェアしたニュースの中から、たくさん見られたものをランキングとして紹介します。

月曜日の朝は新着ニュースが少ないので、先週の振り返りにはもってこいです!

ぜひ活用ください。

第5位 コロナ患者受入病床数・実際の患者受入状況 病院ごとに毎月公表 12月から開始 1,135imp

コロナ患者の受け入れ病床数、実際の患者の受け入れ状況を、病院ごとに毎月公表する取り組みを2021年12月から開始するとのことです。

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出典:GemMed 記事

これらの情報は、すでに各医療機関がG-MIS(医療機関等情報支援システム)によって日々入力しているデータであり「新たな負担を医療機関サイドに課す」ものではないと言えます。

とのことで、医療機関の負担増になるわけではなく、また迅速に公開されることになるようです。

コロナ病床をより正確にコントロールしていくことはもちろん、コロナ病床を確保することに対する補助金を適正に配布する(補助金を受け取りつつ、病床を確保していない病院をけん制する)役割もあるようです。

第4位 首相 来年度予算編成にてマイナス改定を示唆!? 1,452imp

2022年4月からの診療報酬改定議論も佳境になり、来年度の予算編成も進められる中で、診療報酬がどの程度のプラス改定になるのか、マイナス改定になるのか、注目されています。

そのような中で、

岸田総理大臣は経済財政諮問会議で、高齢化に伴う医療費の伸びの抑制につながる診療報酬の改定などに取り組み、国民負担の軽減を目指す考えを示しました。

とのことです。

この記事から確定的なことは言えませんが、「国民負担の軽減」というのは、診療報酬を下げる意味合いとして使われることもあり、マイナス改定を視野に入れた発言とも受け取れます。

来月には、間もなく診療報酬の全体の改定率が示されます。どのような改定率になるのか注目です。

第3位 医療経済実態調査が中医協にて公開
最新の病院の利益率が判明 1,967imp

医療経済実態調査とは、病院、一般診療所、歯科診療所及び保険薬局における医業経営を明らかにするために、財務状況を調査した資料です。

診療報酬改定に合わせて調査され、前回の診療報酬改定の前後2年間を調査し、報酬改定の結果、利益率が上がったのか、下がったのかを比較できるような資料になっています。

今回は、コロナによる影響を考慮するということで、コロナ補助金ありの利益率と、コロナ補助金なしの利益率が公表されています。

総じて、コロナ補助金なしでは、これまでよりも利益率が下がり、コロナ補助金ありでは、これまで以上に大きく利益がでるような結果となっています。

医療経済実態調査で示された給与比率や医薬品比率等は、医療機関経営の参考指標として使うこともできます。

医療経営に関わる人には必見の資料です。

第2位 医療介護分野の適正な
職業紹介事業者 初めて19社を認定 6,038imp

医療介護業界では、人材不足が顕著であり、多くの医療介護機関において、有料職業紹介事業が活用されています。

一方で、紹介手数料が高額であることや、採用後の早期離職が起きていることに対して、有料職業紹介事業者批判が起きることもあります。

そういったことの対策として、今回初めて適正な有料職業紹介事業者を認定する制度を創設したということです。

その第1回として、19社が認定・公表されました。

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出典:厚生労働省

第2回の募集も始まっており、主な条件等は以下の通りです。

■申請条件
認定申請する分野の施設に対して、以下対象職種の少なくとも1つ以上の職種について、直近の過去2年度連続で、年間5件以上の入職実績(無期雇用)があることが必要です。

■対象職種
・医療分野
医師、看護職、リハビリテーション専門職、医療技術者、薬剤師、歯科医師、歯科衛生士、看護助手・歯科助手、栄養士・管理栄養士
・介護分野
介護職、リハビリテーション専門職、介護支援専門員、
生活・支援相談員、機能訓練指導員、栄養士・管理栄養士、医師、看護職
・保育分野
保育士

■申請受付期間
令和3年11月17日(水)から令和3年12月7日(火)まで。

第1位 医療福祉業界の"平均定期昇給額"公表
気になる金額はいくら!? 10,750imp

厚生労働省から「令和3年賃金引上げ等の実態に関する調査」が公表されました。

産業別に令和3年賃金引上げが、どの程度、いくらぐらい行われたのかを確認することができます。

医療介護業界では、令和3年度では86.9%の法人で賃上げがされており、多くの法人で賃上げされていることがわかります。(全産業では81.7%で賃上げ)

一方で、賃上げ額は、令和3年度では2,855円であり、そこまで大きい金額ではないことがわかります。(全産業では4,694円)

令和2年度でも、同様の傾向を示しており、「医療介護業界では、毎年賃上げされる人は多いものの、その賃上げ額はわずかである。」という特徴をデータで見ることができます。

皆さんの事業所とも比較してみてはいかがでしょうか。

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先週の注目クイズ 794imp

まじめな所長のTwitterでは、毎日クイズを出題しています。

今回は、先週、最も注目を集めたクイズを紹介します!

問題はこちらです!

解答はこちら!

Twitterでは、毎日、このような簡単なクイズを行っています。ぜひ、みなさんも参加して見てください。

おわりに

今日は、「先週の注目ニュース5選(11/20~11/26)」を紹介しました!

いかがでしたでしょうか。

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それでは、また!

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