見出し画像

価値


前回のお話はこちらよりご覧いただけます。



ボビー・サラツァーさんの
「時計の教え」という物語をご存じでしょうか。

X(旧Twitter)での投稿が話題になり、瞬く間に大反響となりました。


死期が近い父親が息子にこう言いました。

『この時計は200年以上も前のもので
お前のおじいちゃんが私にくれたものだ。
これをお前にやる前に、通りにあるお店に時計を持って行って
これをいくらで買ってくれるか聞いてきてくれないか』

行って戻ってきた彼が父親に
『時計屋さんは古いからって理由で5ドル(約550円)と言ったよ』と言うと父親は『コーヒーショップに行ってきてくれ』と言いました。

行って戻ってきた彼が「父さん、5ドルだったよ」と言うと
父親は『美術館に行って時計を見せてきてくれ』と言いました。

行って戻ってきた彼は『100万ドル(約1.1億円)を提示してきたよ』と言いました。

すると父親は、『正しい場所に行けばお前の価値は正しく評価されるということをお前に伝えたかったんだよ。だから自分を正しい場所に置きなさい。そしてそうでないときでも、怒ってはいけないよ』と言いました



そして、こちらの物語に
下記のような言葉を残されている方がいらっしゃいました。

時計と同じように「今まで経てきた時間」と供に
経験してきたことによって
"その人独自の価値" が磨かれているのです。
自分として生まれ
自分独自の経験を積み重ねてきた、自分だからこそ
影響できる「誰か」がいるのです。
貢献できる「誰か」がいるのです。

これを価値と呼ばずに、何と呼ぶか。

rinrism

これまでの社会人という時間を振り返った時に
沢山の挑戦と
数々の有難い環境に恵まれ
1つ1つ妥協をせず
真摯に歩んできたからこそ
そこでの経験が
自分を知り、理解をし、深めていく時間となりました。

自分に自信はないけれど
熱量と時間をかけ
経験や結果から培ってきたもの、身に付けてきたものには
自信があります。



その価値をどのようにしていくのか。


ボビー・サラツァーさんの物語には結末がありません。

時計屋さんへ売りに出したのか。
コーヒーショップへ売りに出したのか。
美術館へ売りに出したのか。寄付することを選んだかもしれない。
もしくは、時計を手放すことをしなかったかもしれない。


すべては自分次第。

時間は有限。限られているからこそ。

常に、自分の心に問いかける。




医療法人takk
糖尿病・甲状腺 上西内科
ito

-----
たいせつなお時間を割いていただき
お読みくださり、ありがとうございました☻
-----