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一月の備忘録

  • 自分が思うある言語を習得した、終わりのゴールは、その言語の小説を読んで言葉の美しさに触れた時だと思う。今、英語の小説を読んでるけど知らない単語ばっかりだし理解するのに必死で全然話が入ってこなかったりする。だから私が英語を完全に習得したって感じる時はきっと、本を読んで「この表現、美しいな、日本語には訳せないな」って感じる時だと思う。(2023/01/08)


  • 眠れない日だった。今日で冬休みが終わるからだろうか。明日から学校が始まるからだろうか。夜ご飯はマカロニだった。チーズたっぷりの濃厚なソースが学校に行きたくない私の体を更に重くしたような気がした。22時には布団に入った。最近は寝る前の瞑想がルーティンになっている。ただ無になって呼吸に集中する。アラームを6:40にセットして、目を閉じた。1時間経っても2時間経っても眠れなかった。時計を見ると0:30だった。こんなに眠れないのは生まれて初めてだった。ただ眠りたかった。夢に入りたかった。夢では私を悲しませるものは何もないから。辛いことを忘れられるから。会いたい人たちに会えるから。なんで眠らせてくれないの、私何かした?お願いだから夢の中に入らせて。眠れないというのは地獄だった。辛かった。これはきっと明日が学校だからだろうなあと察した。今まで毎日学校に行って友達とおしゃべりして部活して、、一度も学校が嫌だと感じたことはなかった。たったの一度も。少し学校に行きたくない子、学校に行っていない子の気持ちがわかった気がした。私はただ眠りたかった。無理やり目を瞑って寝ようとした。月明かりが眩しく感じた。動きたくはなかったけどスマホに手を伸ばして海の音を流した。海の波の音を聞くのが大好きだった。眠れない私をなんとかしてくれると思った。ただ懇願した。タイマーを15分にセットして15分後には海の音が切れるようにした。それで眠れると思った。ただそうだと思いたかった。眠れないってこんなに辛くてしんどかっただなんて。体を動かせば眠れると思った。だからベッドから体を起こして服を着替えた。半袖に着替えた。水を飲んだ。死んだ人みたいに体を冷たくしたら眠れると思ったのかな。そんなのばかみたいだ。だけど私は眠りたかったから、ただ月明かりを頼りに着替えて、水を飲んだ。ベッドに戻って目を閉じるとなんだか眠れそうな気がした。それももう3回目だけど。 — そのあとは覚えていない。気づくと朝だった。アラームで目が覚めた。月曜日だ。一月なのに、半袖を着て寝たのに、私は汗びっしょりだった。夢を思い出したかったけど何も覚えていなかった。学校に行かなきゃ。(2023/01/09)


  • 日本の高校のHPに留学の体験記を載せてもらうことにした。noteを始めてから文章を書くのがもっと好きになった。そしてそれと同時に大事なこと、その時思ったことはどこかに残しておかないと誰からも忘れられてしまうと気づいた。当の自分だって半年前に思っていたこと、何をしたかも記憶にないし。留学体験記、書くのが楽しみ。自分の一年の留学を振り返って、何を思って何を学んだのか、ただの留学で終わらせないようにしたい。(2023/01/10)


  • 自然を感じたかった。家と学校を行き来する毎日。真っ暗の中、目覚めてダウンを羽織りスクールバスに乗る。留学を初めてもう残りもあと1ヶ月半。最近は早く帰りたいと思うようになった。早く帰って心から安心したい。家族と友人に囲まれたい。美味しい日本のご飯が食べたい。ずっとそんなことを考えて帰国までのカウントダウンの画面を眺める毎日。なんとなく、家に帰ってディズニープラスでアバターを見た。この前、映画館でアバターの最新作を見た時から心の中で、自分はこれを欲しがっているんだ、と自然と暖かい光を欲しがっているんだと感じた。こんな世界に行けたらなと現実逃避する。(2023/01/19)


  • テスト勉強中に現実逃避したくて、ふとGoogleを開いてタトゥーアーティストを検索した。元々、二十歳になったらイルカのタトゥーを入れたくてふと海外で入れるのもありだなって思い、親戚のいるニュージーランドのアーティストを検索してみた。私の夢の一つに野生のイルカと泳ぐってのがあるからその夢が達成した日に入れるのも悪くないな。なんてコーヒー片手に何年も先の話に目を輝かせながら勉強のことなんて忘れて必死にパソコンに向かった。自分の好きなところはこんな風に先のことに期待して先走るところ。まあ半分くらいの確率で悪い方に傾くんだけどさ。まあそんなことも人生の醍醐味だと信じておく。(2023/01/26)

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