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自分の弱みと上手に向き合う方法:cotree『アセスメントコーチング』体験記

これまで「強みを伸ばす」方向で生きてきたのだけれど、30代半ば、いろいろ責任を持って立ち回る段になると、弱みをそのまんまにできないという悩みが出てくる。

たとえば、自分の場合

詰めが甘い

という短所が色々露呈してきていて(大丈夫かPM……)、ここ1年はなかなか仕事上厳しい場面も多かった。こうした「苦手な場面が避けられないストレス」は、無意識のうちに自分に強くブレーキをかける。


そんな折、cotree CNO(チーフnoteオフィサー)ひらやまさんのお誘いで、cotreeのアセスメントコーチング(性格診断+Zoomオンラインコーチング60分)を受けた。

この記事ではコーチングセッション(2019/09/30、藤田琴子コーチ)の過程と、セッションで得られた気づきを詳しく紹介しながら、「弱み」と折り合いをつけるヒントを伝えられたらと思う。

セッションのゴールを描く

コーチングはあくまで、相談者が自分の課題を自分自身で解決するのを隣でサポートしてくれるサービスだから、「お試し」だとしても、それなりに自分の行動を変える意思をもって臨まないと、しんどい(昔それですごい後味の悪いコーチングセッションを経験した……)。

とはいえ、そんなに大変革を掲げなくても大丈夫。「それなりに」で大丈夫。

今回私は、「現職7年目を過ぎて、キャリアプランへの漠然とした不安がある」を出発点として、コーチと話し、最終的に「明日からの仕事との向き合い方が、少しでも"いい感じ"になること」を、60分のセッションの着地点にした。このくらいの粒度、よかったと思う(自己紹介からここまで20分ぐらい)。


性格診断の読み解き方

さて、セッションではいよいよ、アセスメントの結果をコーチと一緒にみていく。

まず、基本的性格特性で、強みと弱みがはっきり見えた(必ずしもスコアが低いから悪い/高いから良いということではないそう)。この波形は、個人の根っこにある特性で、基本的にはだいたいずっと変わらないものらしい。

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情報欲が強く、フットワークが高い。説得・交渉もわりといける。全体的にエネルギーが高いという指摘もいただいた。

そして完遂緻密性が低い(だいじょうぶかPM……)。ちゃんときっちり納品はするけど90点でわりと「こんなもんでいっかー」となってしまい、90を100にするのが苦手という課題が鮮明になった。

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ビジネス的性格特性は、「異文化適応」の塊が高く、「ストレス適応」の塊が低い。理不尽な要求に弱い

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動機の中では、アクセルとなる「達成動機」が強く、同時にブレーキとなる「親和動機」も強い。

これらの結果を総合すると……

完遂と緻密性が低い → ツメそびれた点が終盤の変更要求に跳ね返ってきてストレスがたまる → 変更要求をチームメンバーに渡すときに「親和動機」由来のブレーキがかかる、というダメージの構造が見えてきた。ここ半年こればっかだから、そりゃあ疲れ出るよな……(その前1年がかなり圧高かったので単純に反動もある)。


コーチングではこんな具合に、に過ぎないアセスメントのデータを一緒に読み解いて、(ストーリー)や(構造)が明らかになっていく。

いま抱えている課題/不安/悩みの正体を、自分の根底にある性格特性をもとに整理していくことができる。これこそ、アセスメントコーチングの醍醐味といえるだろう。


解決のアクション

こうして見えてきた課題に、どんなアクションをしていくか?

ひとつの指針をコーチに提示してもらった。

弱みを、強み『で』補完する

具体的には、

◎ツメの作業をチェックリスト化して、「情報欲」の強みでもって潰していくしくみを作ること(クライアントからの指摘には爆速で答えられるので、指摘される前に、確認事項を一度外部化することで潰せるようにする)

◎外交性と協調性の強みを活かして、苦手な部分の担当をほかのメンバーに振っちゃう(タスクの外注化)

といったプロセス改善の道が見えてきた。

実際、これは9月後半の案件振り返りや期末面談で既に見えていた話ではあるけれど(だからこそセッションの中で即答で出てきた)、この対策が性格特性とマッチしているから有効であることがわかり、たくさんやることがある中でも、この取り組みに集中すればハッピーになれることが整理されたことはめちゃくちゃ大きい。

弱みを「見ないふり」して強みだけに振っていくのではなく、強みを活用して弱みをマネージしていく。これが回ると、かなりストレス軽減できそうだと感じた。


表と裏の一貫性

さて、裏面にはtwitterでよく見かけるソーシャルスタイル分析がある。

自分は完全に左上(アナリティカル・アナリティカル)だと思っていたら真逆のエクスプレッシブ・エクスプレッシブだった!

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で、

セッション前、これはひょっとして自覚している強みと本来の性格が乖離しているのでは?という懸念が少しあったのだけれど、全然そんなことはなかったw。

むしろサーベイのオモテ面(性格)とウラ面(人間関係上の特性)に一貫性があるから、むしろ大変バランスのいい状態だとのこと。(オモテとウラが乖離していると、しんどいことがあるかも)

セッションの中で話したのは、おそらく20代前半まで左上要素が強かったのが、8年間の子育てと、ことし1年のnote生活で、特性が大きく変わってきたんじゃないかということ(習慣による行動特性の変化)。昔はクール系?でそんなに感情出さなかった気がするけど、いまは呑んでnote書いたりもするし。

ウラ面に関しては、古い自己認識よりも今のサーベイ結果のほうが的確で、かつ、ここ数年の変化(変化を経ていまエクスプレッシブの特性であること)は「とてもいいこと」だ、という気づきが得られた。

いまは特段、人間関係の困りごとはないから、ウラ面を読み込んだり、他の人のソーシャル特性との噛み合せ方を掘り下げたりするのは、次回以降のセッションテーマになると思う。

まとめ

「どーも最近疲れやすい」とか「転職したいわけじゃないけどこの先どうしよっかな」みたいなかなり曖昧なスタートでも、コーチングセッションでは期待通りの着地点にたどり着くことができた。

あともうひとつ、未来の描き方について。

私はあまり「将来なりたい像、夢」や「コミットしたい社会課題」が(いまだに)明確じゃないので、20年後の目標から逆算していくような計画の立て方がしづらくて困っていた。

けれど、未来の「なりたい姿(Doing)」だけでなく、現在の「ありたい姿(Being)」を積み重ねていって、あとで振り返ると道ができていた、という進み方もいいんじゃない?という示唆をコーチにもらえたのも大きかった。


1回目のcotreeアセスメントコーチングはこんな感じ。また少し進んで、データを見つつの壁打ちをお願いしに戻ってこようかと思っている。

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