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100人会議を濃い時間にする場のデザインをやりたい

きのうはうちの学校の「全体集会」という集まりがあった。この会は文字どおり学校全体=12学年の全保護者(の半分くらい)と教員が参加して、学校運営のことを話し合う。100人以上がひしめく賑やかな会だ。それだけに、100人の時間を「濃い」ものにするには、けっこう工夫が必要だ。

今回は、「持続可能な学校運営」といった広めのテーマで、
・話題提供プレゼン1時間(+延長15分)
・学年ごとの小グループでディスカッション30分(+延長15分)
・各小グループの話し合いをシェア30分(+延長30分)
で2時間(正味3時間)というオーソドックスな進め方。

しかし、この方法だと、「参加者ひとりひとりが発言する時間」はとても少なくなってしまうし、個々のテーマを掘り下げることが難しい。

いま考えているアプローチは二つある。

① 話題提供を15分1テーマに絞り、小グループのディスカッションを30分×3セッションで組み立てる、ワールドカフェ方式。学年ごと→バラす→また学年ごとに戻る、などの正統的なワールドカフェの作法に沿えば、時間がかかる「全体シェア」を省いても、全体の意見共有ができる。各小グループで模造紙に記録をしていけば、集会後の意見集約もやりやすい。

② いろいろなテーマで自由に場を開き、興味のあるセッションに参加できるOST(オープンスペーステクノロジー)またはアンカンファレンス方式。教室がいっぱいあるので、12スロットぐらいの多彩なテーマが出せそう(たぶん、何人かには事前に場のオーナーをやってもらうよう打診しておく)。

この手のワークショップデザインのことは、一時期勉強していたけどあまり経験値がないので、あらためて学び直したい。学内にもうひとり、OSTの心得がある人を知っているのだけれど、他にも仲間がいるかもしれない。具体的なプランを出して、よい場づくりに貢献したいと思っている。

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