フィードバックの流儀
良い感じのフィードバックをする極意3つ。
①まずほめる
②もったいないポイントを言う
③改善できそうな案を提示する
ダメ出しじゃなくて、一緒によくなっていく方法を考える。
この極意は学生時代に小室淑恵さんに教わった。当時彼女が主催するプレゼン塾に参加していて(通称「小室ファミリー」の9期幹事)、そこでメンバーのプレゼンを聞いたあとの質問の仕方のルールとしてたたき込まれたものだ。
相手が何かにチャレンジしてくれたときに、まず8割「ほめて」そのあと2割だけ「ここはもったいないね」とアドバイスします。
ちょうど先週、デザイナー文脈のフィードバックの極意noteが上がっていた(262スキ!)。これも良い。inVisionの人の映像からの紹介で、言い方は違うけれど考えかたは近い。褒め言葉でサンドイッチ、行動可能なフィードバック、対話。
この極意を日々実践しているかというと、なかなか本業の同僚に対しては実践できていないのが実情だけれど(つい「最初からやり直そうか。」的な返し方になってします)、いいところを探すことや、フィードバックで指摘することが行動可能かどうかを考えるクセはついているつもり。
そんな中、先週twitterのDMでサトウカエデさんとこんなやりとりをした。
あんまり意識してなかったけどちゃんと極意通りにまとめてた。
ここ最近のtwitterでの謎に密なやりとりと、「あの夏に乾杯」コンテストについてはかなり集中的に応募作品を読んでいたこととがうまく噛み合って、当該作品『8分間のサマー・トレイン』はさらっと「編集部のおすすめ」に入り現在100スキ越え(まあ、フィードバックする以前から超良かったわけだが)。自分では全く入賞を狙う作品は書けないけど、たまたまご縁があって、一緒に賞を狙う機会をもらえた。
いいフィードバックが成り立つのは、相互の信頼関係があればこそ。
でも信頼関係は一朝一夕にはできない。
ならば、極意①の「まずほめる」だけ、少しずつやってみるのはどうだろう。実際、ここしばらく、「いいな」と思ったnote記事をひとこと添えてtwitterにシェアしたり、勝手に褒め称えるnote記事を書いたりしたことをきっかけに温かいやりとりが始まった方がけっこういる。そして、よいところを探し続ける過程で、連動するように自分のアウトプットも良くなっていくはずだ(どんなものが良いのかが言語化されていくから)。
ほめるフィードバックから信頼関係が始まり、お互いに成長する。これぞ、noteの楽しみ方の醍醐味の一つだと思う。
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