10年ぶりのオオゼキで
小さいころ通った学校までの道を、帰省したときにあらためて歩くと、その近さに拍子抜けすることがある。
15年前に少しだけ働いていたオオゼキ高井戸店を久しぶりに訪ねた。手打ちだったレジは当然のようにセミセルフ方式(富士通製が14台!)に入れ替えられ、一角はドラッグストアに代わり、ユニフォームも一新され、棚の配置も全然変わっていた。それでも、うるさい環八に沿って駅から歩いていく風景や、自転車が並ぶ店頭や、従業員通用口に通じる駐車場への坂を見ると、「帰ってきたな」と嬉しくなる。
高井戸店は、ちいさな店だ。聖地・松原店のリニューアル動画を見たとき、「売場が広ければ広いほどオオゼキパワーは指数関数的に上がる(謎)」と感じた。しかし、小さい店舗の中で「お買い得な定番品」と「ユニークな商品の仕入れ」を両立させる技術こそ、オオゼキの「個店主義」の腕の見せどころだ。
食品(スーパーにおける「食品」とは、生鮮系を除く日持ちする商品一般を指す)の棚では、ポイントポイントで印象的な「マイナーな製造元 」のパッケージが見られた。油のバランスもいいし、ふりかけの揃えは「確かに良い品」が網羅されていた。
地元京田辺のローカルチェーン「山田屋」との比較では、正直、青果🍅や精肉🍖はそんなに差が出ないかなーと思ったけど、鮮魚🐟の安さと品ぞろえは圧倒的にいいと思った(京都南部は海が遠いのです)。あと、お酒特集で箱詰めのバランタイン999円っていうのがなんとなく印象的だった。
出張帰りなのでお魚を買って帰るわけにもいかず、へぎそばの乾麺と、サバ缶と、乾燥大根葉と、魯加のチキンカレーをお土産に買った。夕食は、みどり寿司のばら寿司(100円引き)をさっき平らげた。
きょうは半日休みで、再開発が進む渋谷三丁目を歩いたり、大学1年からずっと切ってもらっている美容師を訪ねたり、懐かしい思い出にたくさん浸った。日々のくらしは京田辺で続いていくけれど、また折々、帰ってきたい。
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