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地域とつながる/海辺の古民家で床下に炭を配置して湿度対策、地元のNPOがサポート

せっかく天井や床を剥がしたので、床下に炭を敷くことにした。調湿対策だ。

この建物は、海がほんの数10メートル先にあり、部屋から見えるほど。一方、裏は緑に覆われた崖になっていて、その上にはお寺がある。つまり、湿度が高くなってしまう立地である。

湿度対策をしておかないと、木材が傷みやすく、白アリの温床になってしまう。

炭については、地元の竹を活用した炭を手配した。実は、この倉橋島には放置されたままの竹林が多く、ほっておくと、竹林が広がるばかりだ。そこで、竹の活用として考えられたのが、竹炭への利用だ。地元のNPO団体が、その取り組みを進めている。まだ、試行錯誤の際中だということだが、しっかりと商品化されていて、そこから取り寄せた。

次に竹炭の置き方だが、いろいろと調べた結果、これが絶対ということはないようだ。床下の土に混ぜるというもの、混ぜないで、シートを敷くパターン。さらに炭を一塊にするパターン、炭を広くまんべんなくするパターンと、これまたやり方がまちまちだ。

結局、我々が選んだのは、土に混ぜないで、シートを部分的に敷き、炭を一塊にして置くこと。土の換気を良くしたいという想いからだ。

ところで、古民家では、畳を剥がすと、いきなり土間になっていた。これでは、夏は涼しいだろうが、冬は相当寒い。炭を配置して、床はフローリングにして、その際、床に断熱材を追加した。

きっと快適な部屋になるだろう!

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