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瀬戸内ほっこり時間:第17回「元気な爺様が島をもりあげる」

音戸のある島の反対側に、倉橋というエリアがあり、ここには多彩な人材がいる。その一人、カープボートの有居さんという方は、もともとはここの出身者だったが、広島市内に出て、商売をされて大成功した後、故郷に帰ってきた。地元のために、何かをしたいという想いで、カープボートを始めたそうだ。さらにお坊さんの資格もあるという変わり種だ。

そのカープボートとは、小さなボートを貸すことを中心に、キャンピングカーの基地もやるなど、アウトドアの魅力を伝えている施設だ。

先日、うかがったら、有居さんは、海辺でショベルカーを操縦していた。重機を楽々と扱っているではないか。田舎の爺様は、何でもできる器用な人が多い。さしずめ「大草原の小さな家」に出てくるお父さんのように、大自然ととも生きるには、いくつものタスクをこなせるたくましさが必要なのだろう。都会では専門性が求められるのとは正反対だ。

さらにコンクリートミキサーもお持ちとのことで、今度の音戸の古民家の壁塗り会で、貸していただけることになった。こちらでは、普通の人が普通でない。

ちなみに、私の個人的な印象では、離島では、50歳代は、まだ若手の部類で、60歳代でやっと中堅、70歳代後半になってやっと長老の扱いになる。つまり、30歳代じゃ、まだまだ小僧といったところ。

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