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摂食障害を責めずに

※諸説ありますが…

・なぜ男女で発症率に差が出るの?

身体を見ることに対して
女性は情緒的認知処理
男性は物体視・空間視 をしているそう。

情緒的な方が「不快」と判断処理してしまいがちと言えます。

・食物を見たり、食べた時の嫌悪感はどうして起こるの?

脳の偏桃体活性でネガティブ・恐怖と判断しています。

前頭前野ではマイナスな価値判断や情動を伴う主観的判断をしてしまっているからです。

・どうして過食を繰り返してしまうの?

食事をしても栄養に対する報酬反応が低下しているため過食に。

脳で満腹中枢の反応や行動の制御判断がされなくなっている などが挙げられます。

・孤立感、無力感、絶望感、不安、衝動行動が起こるのはなぜ?

どれか一つでも起こると悪循環が起こり症状悪化、複雑化、慢性化するからです。

これらが身体へのマイナスな認知・自己の否定的認知へと向かわせてしまいます。

みんながそうなってしまう、自然で当たり前な反応なのです。自分を責める必要はないのです。

◎どうしたら治せるの?

物事の認識の仕方、気持ちの流れ、身体の状態を測定した数値を確認し(健康診断等)、自分で客観的評価が以前よりも出来るようにします。

ストレスに対して、客観視、分析、対処を学び実践していきます。

評価と実践を繰り返し行い、達成感や満足感、納得感などが得られていくと自尊感情を感じやすくなります。

複数名による認知行動療法が時間的効率が良く経済的ですが、相性の良い先生や病院があるのならば定期的に通い対話を。脳の機能や他の病気による症状である可能性も否定出来ない為、専門医をお薦めしたいです。

『摂食障害を止める薬は存在しない』為、不安を抑える薬等を処方されることが大半でしょう。副作用の点からもよく考えてから服用を決めるのが良いです。

摂食障害含め病気や長期に渡る身体の不具合は『なおる』ことはないです。症状が止まっている期間は『治まっている』だけ。再発して当たり前。責めずに、また始まった理由を探ってみましょう。答えがなくても、考えてみることに意味があります。

抑える方法として有効なのは誰かと同じ部屋で生活を送ること。リラックスできる相手がベストです。最初(数日間)は心身のバランスを保つのが大変難しいですが、一般的な食事のリズムが習慣化できる頃には自信もつくでしょう。

既知の情報もあると思いますが、何が効果的か1つずつ試していくしかないのです。皆さん『散々試してもダメだから困っている』と思われると予想されますが、数ヶ月前に試したことが今は効果的に働く可能性もあります。頑張り過ぎずに歩みましょう。
※過食嘔吐抑制の場合
食事の前に運動。
空腹を感じたら水を飲む。
なぜ 食べたいのか考える。
適量食べたら即寝る。
たんぱく質の摂取を心がける。
温かい飲食物を心がける。
お風呂に入った後に食事をする。
何をどのくらい食べたか記録をつける。
立って食事をとる。
食べ物に集中し、ながら食べはしない。
咀嚼回数が多くなる料理を選ぶ。
ベルトを締めて食事をし、お腹の膨れを認識する。

摂食障害と強い鬱状態、摂食障害と内臓疾患など合併症が現れている際は直ぐに病院へ。命を繋ぐことが第一です。

コミュニティが点在しますが、インターネットを介した集まりが主流になることで地域差が無くなり、選択肢も増えることは嬉しいことです。ぜひとも自分に合った場を見付けて欲しいです。



人生をかけて行うことは変化することもあります。誉められた人生ではないですがズルい生き方はしません。繋がりから幸せを☆