好きだから流行るのか流行ってるから好きなのか
先日、部屋を掃除していたら懐かしのラブandベリーのカードが出てきた。
懐かしいの一言に限る。
ラブandベリーとは、2004年から2008年頃まで流行したトレーディングカードを使ったアーケードゲームだ。
確か、このファッションアイテムたちを組み合わせて、ゲームの中でファッションバトルするみたいなルールだった気がする。
当時幼稚園生だった私は、このアーケードゲームをお手伝いをしたご褒美にやらせてもらっていた。
ラブべりのカードを集めるためなら、お手伝いでも何でもやったのだ。
そんなラブベリオタクだったこともあり、押し入れには、カードが相当数眠っていたのだけど、保存状態が悪かったので残念ながらお金にはならなそうだった。
↓カードはこんな感じ
メルカリで売れないのを残念に思いながらしばらくカードを眺めていたら、1つ疑問が生まれた。
そもそも当時なぜあんなにハマっていたのだろうと言うことだ。
どうしても理解できない。
なんでかって、当時はあんなにかわいいと思っていたファッションが、今見たらめちゃめちゃダサいからだ。
多分、ラブべリが、2000年代初頭に流行っていたファッションがダサいわけではなく、2020年代の今の私にはダサく見えている、というだけなのだろう。
しかし、そもそもなんで自分は今流行ってるファッションが可愛いと思うんだろう?
流行っているから可愛いと思うのか?可愛いから流行るのか?
私が可愛いと思うのは何故か、その理由は簡単だ。
好きなモデルさんや、女優さんが着ているから。
モデルさんのSNSの投稿をみて、可愛い服があったら真似する。
その行為自体は、決して新しいものではない。
90年代までは雑誌やテレビ。00年代は雑誌を始め、インターネット、ブログ。
ファッション界における、有名人からの情報発信と言うのは、いつの時代もすさまじい影響力があるようだ。
ちなみに、2000年代初頭のファッションは当時のアメリカの女優達が着ていたファッションから来ているらしい。
アメリカの女優さんが着ているものがカッコよく見えることには頷けるが、現代は日本のトレンドとアメリカのトレンドは少し違ったもののような気がする。
うーん。さかのぼっていくと様々な時代背景があるみたい。それはまた次の機会に。
さて、最後になるが、今回色々なファッションの流行について調べる中で、「時代は巡る」と言う言葉をよく目にした。
どうやら、その周期は20年らしい。
その理由は、10代の思春期の時にたくさん影響を受けた若者たちが30半ばくらいになって、その業界の中心的な人物として活躍するから、など諸説ある。
たしかに、今のファッションの流行、2000年代初頭に比べてメイクもファションも質素(悪く言えば地味)なのは、90年代のものとよく似ている。
バブルの時のボディコンなどの見た目が派手な格好よりも少し落ちついた感じ。
90年代当時も、10年前の服派手すぎん?と思っていたかもしれない。
調べれば調べるほど、この「周期20年説」は信憑性が増してくるようだ。
と言うことは。
2020年代に、ラブべリ時代はまたやってくると言うことだ。
10年後の私は言うかもしれない。
「2010年代の服、地味すぎん?」と。
あー怖い怖い。
カード、捨てずにとっておこうかな。
ラブベリが、再び女の子達のバイブルになる日も近いかもしれないから。
おわり
2020.3.6 鴨戸はる
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