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お客様の立ち位置を探る:コトラーの競争地位4種

アメリカの経営学者でマーケティングの世界的権威でもあるコトラーさんによると各業界において企業には4つの戦略Position(立ち位置)があるという。

1.マーケットリーダー:その名の通り、業界トップのシェアを誇る企業。ここにはマインドシェア(消費者の心の中を占めるシェア。例えば、ハンバーガーショップと言えば?ときかれて一番先に思い浮かぶ企業など)も含まれる。

2.マーケットチャレンジャー:マラソンでいうとトップ集団に入っている2位以下の集団。リーダーに戦いを挑んでいるのでチャレンジャー。

3.マーケットフォロワー:赤信号、みんな渡れば・・ではないが、リーダーや他社を真似て追いかける企業。

4.マーケットニッチャー:その業界内でニッチを狙う企業。いわゆる隙間産業もここに含まれる。他の真似はしない。


いつも普段の営業にすり合わせて考えてしまうが、これに出合ってお客様が思う立ち位置を理解して提案をしなければ、と思った。

特に枕詞は変わってくる。

例えば、マーケットリーダーであれば「御社だからこそできるかと思いますが・・・」「(このマーケットでは)まず当然御社が一番に・・・」などが響くだろうし、

マーケットチャレンジャーには「今こそ御社が仕掛けを作って・・・」「まだ〇〇社(マーケットリーダー)はされていないことですが・・」が刺さりそう。

マーケットフォロワーには「周辺の会社さんはほぼほぼされていますけど・・・」「これをやらないと周りに置いて行かれる可能性ありますね」など周辺と比較して固めていくのもありだし、

マーケットニッチャーには「まだ誰もやったことないですが・・・」「これは業界初になりますが」など新規の提案が一番魅力的に映るだろう。


業界内でのお客様の立ち位置を知り、枕詞も工夫しようと思った。

この戦略、調べていくと本当に深い。。。

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