見出し画像

クライアントの言いなりにならないために

昨日「なぜその文章を書くのか?」という記事を書きました。

セールスライティングの際は文章全体や一つ一つのパーツの意味や目的をきちんと考えて書くことで質の向上、またライティング力の向上に繋がるという内容です。

また、この「意味や目的を考えて書く」というのはもう一つ実用的なメリットがあります。

クライアントによってはLPなどを作る際に「何も言わずにお任せ」な人もいれば「意見を結構言ってくる」人もいます。

もちろん意見を言っていただけるのはありがたいことなのですが、中には「ちょっとその意見を取り入れると集客効果的には微妙かも」というような意見をバンバン言われる方もいます。経験的に、商品への想いが強すぎる人だと割とその傾向があるように感じます。

ライティングに限らずなんですが
「ここの文章をこうしてほしい」とか
「ここのデザインはもっとこうしてほしい」とか
クライアントの言われるままに修正するのは簡単ですが、

僕らは単純な制作業務を請け負っているわけではなく、基本的に「集客」が目的で依頼を受けているので、クライアントの言われるままに修正したとしても結果が出なければ意味がありません。契約を切られるでしょう。

「いやあなたがそう修正しろって言ったんじゃないか」などと言っても仕方がないことです。向こうからしたら「いや確かに言ったけどあなた集客のプロなんだから違うと思ったら軌道修正してよ」という感じでしょう。

なのでいくらクライアントから言われたとしても「それは集客的にはちょっと違うんじゃないか」と思ったならきちんと伝えなくてはいけません。

その時、ライティングやデザインなどの意味や目的を考えながら作っていないとすぐに返すことができないんですよね。
具体的な理由を伝えず「いやあちょっとそれはなんとなくですが微妙だと思うんですよね」みたいな感じで伝えてもクライアントは納得できません。

きちんと意味や目的を意識しながらライティングやデザインをしていれば、クライアントに「こう修正してほしい」と言われた時に、その提案が微妙だと思えば「いやこれはこういう目的があってこういう文章(もしくはデザインなど)になっています。なのでご提案はありがたいのですが御社の言われたとおりに修正してしまうと、目的から考えてちょっと微妙なんじゃないかと考えています」という風に具体的な理由をつけて返すことができます。

これだったらクライアントも納得しやすいですよね。

特にスタートアップの頃などで自信があまりない時は、ライティングやデザインに限らずクライアントの言いなりみたいになってしまうことも結構ありがちですが、

もちろんクライアントの想いなど尊重すべきところは尊重しても基本的にはこちらがコントロールできるような状態を作っていかないとストレスばかり溜まってしまうことにもなりかねないので、

そういった意味でも、きちんと目的を考えながら全てのことを行っていくというのは重要なことだと考えています。

少しでも参考になりましたら幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?