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実績の作り方

過去の記事でも何度か書いているのですが、私はビジネスをする上で「実績」というものをすごく重要視しています。

誰かに何かをお願いしたいと考えた時、誰かから商品サービスを購入しようとした時、

実績ゼロの人よりも実績豊富な人にお願いしたい、実績豊富な人から購入したい、と考えるのは至極当然の心理です。


また、実績と言っても2パターンあります。

「自分の実績」と「購入した方の実績(=お客様の声)」です。

もちろんどちらもあるに越したことはないのですが、どちらがより重要か?と言うと「購入した方の実績(お客様の声)」の方がより重要です。

あなたがもし小学生で、これからプロ野球選手になりたいと本気で考えていた場合に、

A)自分自身はプロ野球選手にまで登りつめたが、教わった人は一人も甲子園にすらいけていない

という野球コーチと

B)自分自身はアマチュア止まりだったが、教わった人の中から多数プロ野球選手を排出している


という野球コーチがいたら、どちらから教わりたいでしょうか??

おそらくほとんどの方がBのコーチから教わりたいと考えると思います。
名プレイヤー = 名監督とならないのはどの世界でも同じことです。

自分の実績がいかに凄くても、結局「あなただから出来たんでしょ?」と思われてしまいがちですなんですね。

とにかく、いずれにしてもスタートアップの状態から抜け出して良い循環に入っていくためには「いかに実績を溜めていくか?」ということが凄く重要だと考えています。

ではどうやってその実績を作っていくか?ということになるかと思うのですが、今回いくつかその方法を紹介したいと思います。


1)モニター価格、もしくは無料で提供する

一番定石なのがこれです。
利益度外視で実績をまずは作りにいくということです。

マーケターやコンサルタント、コピーライターの様な方であれば「売上が上がったらその○%を頂く」「上がらなければお金は頂かない」というような成果報酬制を提案しても良いかもしれません。

私は「安売り」というのは最後の手段という感じで基本的には推奨していないのですが、実績作りのためということであれば構わないと思います。


2)知り合いや友人、家族などに協力してもらう

これも定番です。周りの親しい人に協力してもらってお客様の声をもらう形です。前述のモニター価格、もしくは無料と組み合わせてお願いしても良いと思います。

ある意味サクラみたいなもんですが、お客様の声や実績に嘘があったりしなければ別に構わないと思っています。また親しい人なのでお客様の声をもらう際も良い感じで書いてもらいやすいですね。



3)自分がいた会社の時の実績などを使う

自分がいた会社と同じ様な業種のビジネスで独立した方などは、自分がその会社にいた時の実績もうまく使えると良いですね。

もちろん会社員の時の実績をおおっぴらに使ってしまうと見つかった時に揉めたりする可能性もあると思いますので、

その場合はお客様が特定されてしまう可能性のある具体的な部分はぼかして使えば特に問題はないのかなと思っています。

例えば
「○○株式会社様:売上120%UP」と具体的に書くのではなく、「某IT系企業様:売上120%UP」のような形ですね。



4)自分が所属している組織、コミュニティの実績をうまく活用する

これは結構気付いていない方が多いのですが、うまく活用できればかなり強力です。

自分に実績がなくても、自分が所属している組織、コミュニティの主催、講師、運営の方達などは様々な実績を持っているケースが多いと思います。

例えば僕で言えばキャッチーなものだと「症例数日本一になった歯医者の集客手伝っていた」とかです。

なのでもし私のコミュニティのメンバーが、集客に困っている歯医者と会うことがあったとしたら

「実は今私、症例数日本一になった歯医者の集客を手伝っていた方と同じチームで動いていまして〜〜〜」

というような感じで話をしたら、その歯医者はその後かなり前のめりで話を聞いてくれるようになると思います。

実際↑の内容ってまったく嘘ではないですからね。
「伝え方が9割」という本もありましたが何事も言い方次第です。

※もちろん「自分がやっていた」というとそれは嘘になるので当然ダメです。


名付けて「虎の威を借る狐戦法」です。

虎の威を借る狐って普通悪い意味で使われると思うのですが、ビジネスにおいては全然悪いことでもなんでもなく普通に有効な手段だと思っています。

冷静に考えると普通の企業の営業マンも、実際に自分が手を動かしてそれをやったわけじゃなくても、自社の実績として堂々と話して案件を受注しているわけです。

それと同じ感じで、自分が所属している組織、コミュニティの実績をうまく活用することで自分自身に実績がない段階でも、相手の興味を引いて商談に持っていける可能性が高まります。

ただそれをやる場合、もし変な伝え方をしてしまったらその実績を持っている方に迷惑をかけてしまう可能性もあるので、やる場合は一度話をして許可をもらってからにした方が良いとは思います。



今回4つの方法を上げましたが、実績は増えれば増えるほど本当にその後のビジネスがやりやすくなります。

今回挙げた以外でも色々とやり方はあると思うので、まだ実績が無い、少ないという方は「いかに実績を増やしていくか?」ということを常に念頭において活動されると良いのかなと思っています。

少しでも参考になりましたら幸いです。

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