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売れるサービスを作る方法

商品、サービスを作ろうと思った時に「自分が今できること」をベースにして考える方が案外多いです。

「デザインができるからデザインのサービスを作ろう」
「ライティングができるからライティングのサービスを作ろう」
というような感じですが、これはあまりオススメできません。

「自分が今できること」の範囲でサービスを考えてしまうと、どうしても出来上がったサービスがこじんまりとしてしまうというか、高単価のサービスになりづらいです。

基本的に僕らのような個人事業主〜中小零細企業のレベルは「いかに単価を上げていくか?」ということを常に考えていくべきだと思っています。

薄利多売というのはリソースが豊富にある大企業などが取るべき戦略で、リソースの少ない個人事業主の様な方がこれをやってしまうと「なんだか忙しい割には全然儲からない」ということになってしまいがちです。
(完全に仕組み化できている事業なら薄利多売でも良いとは思いますが)

もちろん単価を上げると言ってもただ価格をどんどん上げろということではなく、言い換えると「いかに付加価値をつけていくか?」を考えていくということですね。

そういった意味で商品、サービスを考える際は「自分が今できること」をベースにするのではなく、「顧客が求めているもの」をベースに考えていくべきです。

マーケティング用語的に言うと「プロダクトアウト」ではなく「マーケットイン」で考えるということですね。

噛み砕いた言い方に言い換えると
「自分が今これができるからこういうサービスにしよう」という考え方ではなく、「こんなサービスあったら絶対買うだろ!」というところから発想していくということです。

なので私がサービスを考える時は、一旦出来る出来ないということは考えずに自分自身が「この価格でこのサービスだったら絶対に買う」と思えるサービスをまず考えます。

価格はもちろん十分に利益が取れる価格を想定します。

そして次に「それを実現するためにはどうするか?」という事を考えます。

実現するためには自分の力だけでは難しいこともあるかもしれません。
全部を自分だけで実現する必要はなく、そういった場合には誰かに協力してもらうということも全然アリだと思います。

「自分が今できること」をベースで考えてしまうと、どうしても誰かに協力してもらうという発想になりずらいんですが、先にサービスありきで考えていくことで自然とそういう発想が生まれます。

「実現するためにどうするか?」を考えていく中で、これはどうやっても実現するのが難しそうだなとなったものはサービスをグレードダウンさせるか外します。

0から足していって100を目指すのではなく、まず100を考えてそこからどうしても無理なものを引いていくイメージです。

まず顧客目線で発想をしていくことで売れるサービスに作りやすいですし、結果として出来上がったサービスは自分ベースで考えた時よりも付加価値がついて高単価でも売れるものになりやすいのでぜひ意識してみていただければと思います。

少しでも参考になりましたら幸いです。

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