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140字小説【終末の世界を彷徨う女】

「人も充電できます」喫茶店の前にあった立て看板。私は自分以外の生き残りを探す旅の途中だ。一息つくため店内へ。しかし私を席に案内した店員は私のうなじ辺りを見て首を傾げる。「お客様は人型ロボットではなく人間ですね?充電用の差し込み口が見当たらないので」
「ええ…そうよ。コーヒーを頂戴」

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