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140字小説【思い出した】

僕は詰め放題コーナーにやってきた。ここは広大無辺な宇宙の彼方にある死役所の転生課。生まれ変わる前の準備として自分に夢を詰め込める。詰めておけば生きている間に思い出すらしい。あれから四十数年、僕はようやく自分で詰めた作家になる夢を思い出した。他にも詰めた気がするけど思い出せない……

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