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140字小説【種を蒔いた妻】

妻と神社でお祈りをした。「芽が出ますように…」作家としての活躍を祈願した僕は、帰るといつの間にか寝ていた。目覚めると妻が対話型AIで調べ物をしている。「光不足は致命的…免疫反応で排除される…ん?ある男性の肺から発芽したエゾマツの小さな苗が摘出された例がある?あなた希望はあるわ!」

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