Photo by omio_3030 140字小説【追憶】 5 こし・いたお 2024年7月12日 05:50 お皿に高く積み上げられたホットケーキ。狐色の焦げ目が食欲をそそる。「ごめん、シロップ買い忘れた」僕はそう呟き独りでホットケーキを頬張った。生まれつき病弱だった娘は小学生にはなれなかった。僕が床にあぐらをかくと、足の上にちょこんと座る娘。一切れ掴むと僕にどうぞした。そんな気がした。 ダウンロード copy #超短編小説 #140字小説 #超ショートショート #ホットケーキ #実桜さん 5 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート