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140字小説【ごめんなさい】

山岳ガイドの僕は親友を案内していた。標高が上がるにつれ顔色の悪くなる親友。「高山病かもしれない。少し休もう」数分後、親友は再び歩き始めたが、数歩進みふらりと倒れた。親友は息を引き取っていた。手にメモが握られていた。「ごめんなさい。余命が迫っていました。この山で終わりにしたかった」


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