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ぼくの学生時代、ハリウッド俳優が映画の中で着たことがきっかけで人気の爆発した羽毛入りジャ…
「なあに? 話って」 「ちょっと言いづらいんだけど、私最近気づいたの」 「ん? 何に気づ…
ぼくはできたばかりの千円カットの店へとやってきた。 看板にはカット専門店と書かれている。…
色々な職場を転々としている私は、どこへ行っても新人だった。 でも私には名前がある。 新人…
私のお父さんはトマトジュースが大好きです。 大きめのペットボトルでも、あっという間に飲み…
彼女は本当に寂しがり屋だ。 ぼくがトイレに入っていると、自分がしたいわけでもないのにノッ…
嵐の夜、外から助けを求める声が聞こえてきたので、ぼくは少しだけ窓を開いた。 ビュウーー!! という音とともに強い風が部屋中を駆けめぐる。 あれは近所の騒音オジサンだ。 夜中に窓を開けて歌を歌う、注意しても聞く耳をもたない困ったオジサンだ。 商売をしているが表裏の激しい性格で、陰では客の悪口を言っている。 オジサンは風に飛ばされたのか、木の高い所で枝に引っかかり叫んでいる。 街灯に照らされたその姿は、喜劇を見ているようだ。 他人を蹴落としてでも自分の権利だけは大声
ロープに足を絡ませ、しがみついているぼく。 周囲を見渡すと同じロープが無数にぶら下がって…
「映画なかなか良かったね。約束通りごちそうするよ、ぼくの車で行こう」 「うん、ありがとう…
ぼくはカオリと付き合っている。 カオリは何事も一度やると決めたら最後までやりきらないと気…
ぼくは職場でメモ用紙に申し送りを書くことがある。 大事なことは口頭だけではなく、メモ用紙…
ぼくの彼女はミユキという。 ふだんはミユキと呼んでいるけど、心の中ではラビリンス(迷宮)…
仕事の引き継ぎをしたのはいいが、お腹が痛くて話をしっかり聞いていなかったぼく。 引き継ぎ…
ぼくには実体が無い。 夢の中でのみ存在を認識される。 ぼくは不正アクセスを繰り返すハッカーのように、他人の夢から夢へと渡り歩くうちに、ぐうぜん彼女を見つけた。 人当たりが良く世話好きな所に惹かれたぼくは、彼女に恋をした。 彼女を独占したいと思ったぼくは、彼女に近づく者を次から次にバールで殴りつけた。 彼女の夢の中で逃げまどう者たち。 仲良くなろうと近づくぼくを見て、自分も危害を加えられると誤解した彼女は、悲鳴を上げて逃げ回る。 あと少しで彼女に触れられる所で、彼