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「百円足りません」スーパーのレジで店員に言われ焦るお婆ちゃん。持ち合わせが足りないらしい…
僕は古アパートに住んでいる。隣に住むドSのAさんには困っていた。壁が薄いのに溜めこんだスト…
安眠マスクをつけ天井を見つめていた私。終焉だ。眠りにつく寸前に見送りロボットが私のマスク…
ペット禁止のマンションに引っ越しが決まった友人から、三十歳にもなる老猫を譲り受けた僕。で…
心配性の僕は何回も確認する癖がある。どこか抜けている所があるので尚更だ。お店に行くためシ…
友人は昔から変わっていた。狭くて丈夫な所が大好きだった。トイレ、押し入れ、小学生の時には…
心の風邪をひいた繊細な彼女。メモ用紙に迷路を書くのが日課だ。その迷路をペン先でなぞり進む僕。普通はSから入りGを目指す。でも彼女の迷路にはGがない。行き止まりだけ。彼女が書き、僕が進む。数ヶ月繰り返したある日、いつものようになぞっていると、彼女が行き止まりにGを書き込み微笑んだ。
僕が相棒と散歩していると、今まさに断崖絶壁から飛び降りようとする女を見つけた。薬を服用し…
空腹を紛らわすため職場の水道水をがぶ飲みしていると、意中の後輩が話しかけてきた。「山田さ…
僕の通う小学校に美人の教育実習生がやって来た。佐藤先生だ。僕の担任は山田。そんなに甘くな…
僕はクレーンゲームをする彼女を見守っていた。彼女は繊細でリセット癖がある。多くの男と付き…
「人生は辛い。生まれつき障害のある僕は詰んでいる」そう僕が呟くと、彼女は少し考えてからこ…
香辛料の効いた香りが風に乗りやってきた。お隣さんはカレーらしい。僕もカレーが食べたい。帰…
「ああ、なんて美しいんだ…」僕の前世は宇宙を漂うゴミだった。僕は暗闇から青く美しい星を眺めていた。今世は火星の石に転生した。目の前には壊れたロボット。どこから来たのだろう?」ある日、宇宙船に乗ってやってきた宇宙人は、僕を掴みこう言った。「これを地球に持ち帰ろう。僕たちの青い星に」