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140字小説

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削って削って、磨いて磨いて仕上げた140字小説です。
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2024年2月の記事一覧

140字小説【百円の使い道】

「百円足りません」スーパーのレジで店員に言われ焦るお婆ちゃん。持ち合わせが足りないらしい…

こし・いたお
5か月前
5

140字小説【対処を間違えた】

僕は古アパートに住んでいる。隣に住むドSのAさんには困っていた。壁が薄いのに溜めこんだスト…

こし・いたお
5か月前
2

140字小説【見送りロボットと私】

安眠マスクをつけ天井を見つめていた私。終焉だ。眠りにつく寸前に見送りロボットが私のマスク…

こし・いたお
5か月前
4

140字小説【猫又】

ペット禁止のマンションに引っ越しが決まった友人から、三十歳にもなる老猫を譲り受けた僕。で…

こし・いたお
5か月前
2

140字小説【たまに忘れる】

心配性の僕は何回も確認する癖がある。どこか抜けている所があるので尚更だ。お店に行くためシ…

こし・いたお
5か月前
3

140字小説【最後の笑顔】

友人は昔から変わっていた。狭くて丈夫な所が大好きだった。トイレ、押し入れ、小学生の時には…

こし・いたお
5か月前
4

140字小説【G】

心の風邪をひいた繊細な彼女。メモ用紙に迷路を書くのが日課だ。その迷路をペン先でなぞり進む僕。普通はSから入りGを目指す。でも彼女の迷路にはGがない。行き止まりだけ。彼女が書き、僕が進む。数ヶ月繰り返したある日、いつものようになぞっていると、彼女が行き止まりにGを書き込み微笑んだ。

140字小説【相棒】

僕が相棒と散歩していると、今まさに断崖絶壁から飛び降りようとする女を見つけた。薬を服用し…

こし・いたお
5か月前

140字小説【乗せれない】

空腹を紛らわすため職場の水道水をがぶ飲みしていると、意中の後輩が話しかけてきた。「山田さ…

こし・いたお
5か月前
2

140字小説【そんなに甘くない】

僕の通う小学校に美人の教育実習生がやって来た。佐藤先生だ。僕の担任は山田。そんなに甘くな…

こし・いたお
5か月前
2

140字小説【僕が掴む】

僕はクレーンゲームをする彼女を見守っていた。彼女は繊細でリセット癖がある。多くの男と付き…

こし・いたお
5か月前
2

140字小説【人生の縛り】

「人生は辛い。生まれつき障害のある僕は詰んでいる」そう僕が呟くと、彼女は少し考えてからこ…

こし・いたお
5か月前
2

140字小説【今夜はカレー】

香辛料の効いた香りが風に乗りやってきた。お隣さんはカレーらしい。僕もカレーが食べたい。帰…

こし・いたお
5か月前
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140字小説【青い星】

「ああ、なんて美しいんだ…」僕の前世は宇宙を漂うゴミだった。僕は暗闇から青く美しい星を眺めていた。今世は火星の石に転生した。目の前には壊れたロボット。どこから来たのだろう?」ある日、宇宙船に乗ってやってきた宇宙人は、僕を掴みこう言った。「これを地球に持ち帰ろう。僕たちの青い星に」