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140字小説

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削って削って、磨いて磨いて仕上げた140字小説です。
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2023年3月の記事一覧

140字小説【バックラー】

「あれ?今日は山田くん遅刻かな?」「部長。噂ですけど彼は有名なバックラーらしいですよ」「…

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140字小説【寒いのよ】

「ねえお父さん。もしかしたら人間が衛生画像で地上を見るように、遠くの星に住む異星人たちも…

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140字小説【そういう所】

「ねえ、お父さん。人間ってみんな欠点があって百パーセント完璧な人間なんていないよね?完璧…

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140字小説【◯◯中】

「ぼくは桜の咲く季節が好きでね。なぜかわかる?」「わかりますよ部長。木を隠すなら森の中で…

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140字小説【徘徊】

目覚めると知らないお爺さんがいた。ぼくの部屋の扉を開きこちらを見ている。「誰?」と聞くと…

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140字小説【見る目がない】

どうした?元気ないな。なになに?嫌味な部長に見る目が全然ないって言われた?でもあの部長、…

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140字小説【本番は近い】

「部長、ジム通いしてるんですか?からだバリバリに仕上がってますね」「ああ。本番に向けて調整しないとな」「ボディビル大会に出るんですか?」「少し違うが審査員みたいな人はいる」「ぼくも鍛えて出場してみたいです」「出場してみたいじゃなくて必ず受けてくれよ。健康診断」

140字小説【おんどりです】

「コッコッコッコッ、コケーーコッコ。コケコッコーー!!」早朝に目覚めたぼくはニワトリのモ…

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140字小説【採用ですか?】

「陰で底辺とか負け組とか呼ばれている所に魅力を感じたからです。小説や漫画の主人公だって最…

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140字小説【伝えたい】

「久しぶりだな山田。お前さ、もし寿命がほとんど残されてなかったら何をする?」「何も出来な…

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140字小説【探しもの】

ぼくが公園の長椅子に腰掛けていると、腰の曲がった困り顔のお婆ちゃんが公園内を北へ南へ早足…

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140字小説【警察犬?】

店長は常連の山田に悔しさを滲ませながら訴えた。「煙のような女だった。いつの間にか消えたん…

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140字小説【才能の鏡】

町外れの骨董屋で鏡を購入した。その鏡は持ち主の隠れた才能を映すという。しかし毎日のように…

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140字小説【落としたもの】

「実は私も落としました」ゴミ処理施設から見つかった大金の持ち主だと名乗る者は日増しに増えていく。しかし嘘が見破られ挑戦者は一人また一人と脱落していく。結局本当の持ち主は見つからなかった。ただ、挑戦者の誰もが“信用”を落としたのだけは間違いなかった。