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140字小説

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削って削って、磨いて磨いて仕上げた140字小説です。
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2023年1月の記事一覧

140字小説【合言葉】

「ぼくたちはこれでお別れだけど、いつかどこかで再会した時のために合言葉を決めないか?その…

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140字小説【譲れない】

「整列!番号!」「いち!にい!・・・ろく!ナナ!」「おい待てお前!ナナじゃなくてシチだろ…

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140字小説【死後の世界?】

死後の世界を知りたい?その前にこれ運ぶの手伝ってくれ。よろぴく。いくぞ!せーの、よっこい…

9

140字小説【ハウス!!】

「ハウス!」彼女がそう言うとペットのウサギは自分の寝床へ戻っていった。さあこれからという…

5

140字小説【未完成?】

凄いシステムを完成させたんだって? 一回使わせてくれよ。なになに、忘れてしまった過去の記…

6

140字小説【黒い靴】

母が押入れの整理で見つけた亡き父の黒い靴と鉄製の研磨機。翌朝、重たいからと進んで研磨機を…

7

140字小説【知恵の輪】

奥さんと別れ浮気相手と付き合うことになったぼく。 これからという時に彼女はこう言った。 「達成感はあった。でも楽しい時間は終わったの」 彼女は結ばれていたぼくたち夫婦の関係を解いた。 解けばゲーム終了。 彼女はより難易度の高い“知恵の輪”を求めぼくのそばを離れていった。

140字小説【バイバイ】

「あの、何か落ちましたよ」私が声を掛けると青白い顔をした男が振り向いた。「ありがとうお嬢…

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140字小説【懐かしい公式】

「押入れに小学生の時の算数ノートあったけど捨てていいのか? ん? パパ掛ける高さ割る二?…

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140字小説【高すぎず低すぎず】

「ねえお父さん。クラスにギフテッドの子がいるの。授業やクラスメイトのレベルが低すぎてスト…

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140字小説【中身が重要】

「見た目なんて重要じゃない。私は中身を重視する」先日、娘がそう言っていたのを思い出した。…

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