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辛辣なクソ委員会の面々

週末、久しぶりに、貪るように本を読んだ。子ども達と釣りに行くのとご飯のとき以外、何もかも放り投げて夢中で読んだ。手短かに言うと、脳科学者が脳溢血になり、左脳に大ダメージをうけ、自身の思考回路が壊されていく経過と回復を記録した本。

私の今の学びの中で、まだ腹落ちしなかったことのヒントが山のように出てきて、たまらず、ペンで線引きながら読んでしまった。この静かな興奮伝わるかしら。

「意識ってこんなしくみになってるのか!」が今まで聞いたどの話よりも染み込んできた。


そのせいか(そのせいとしか思えないけど)朝から、左脳がささやく声に何度もびっくりしている。左脳君はかなり辛辣。著者はこの左脳君(正確には左脳の極一部のエリア)を「ちっぽけなクソ委員会」とか「役員会の面々」ってあだ名つけてるんだけど、同感!同感!そんな感じ! 小さな事ぐりぐり引っ張り出し、かなり性格悪い🤣。

私の今日の役員会の面々はこんな感じ。

ふと、この間のキャンプで失敗したおやつを思い出し「あんたって、ダメだよねー、いい加減すぎ!適当すぎるんだよ」

昔の仕事を思い出し「過大評価されてたよね、ハリボテ」って言葉が出てきたときには、我ながら目の玉ひん剥きそうになった。えー! 私、自分の事、そんなふうに思っていたの⁈   残念だった仕事(作品)の記憶を引っ張り出し、私に突きつける。「できないじゃん」って。「所詮あんたってその程度」「できる訳ない」

左脳君の評価は止まらない。あんた雑なんだよ、中途半端、適当、ダメなやつ。片付けも下手だし、今や料理もできない。人付き合いも苦手だし、すぐ浮いちゃうし、だから居心地いい場所少なくて、みんなの輪の中に入れないダメなやつ。おっと、ダメなやつって二回も出てきた、笑。

私がこれからやろうとしている仕事、引き受けたお役目についても「大丈夫ー?あんたにできるの?」と大変懐疑的。「やめといたほうがいいよー、じっとしときなよ。それが安心安全」とささやいてくる。


今までなら、ささやきが止まるまで、落ち込みが底を打つまで、じっと待っていたけれど、ささやいて来るのが誰なのかわかったのは、ものすごい収穫。そして、自分が自分のことどう思っていて何を心配しているのか、がわかったことも。


あと50ページくらいで読み終わってしまう。さ、続き読もう。














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